IZURU代表 / 伊藤 出

IZURU代表 / 伊藤 出

パーソナルトレーナー歴13年。心理カウンセラー・アスリートフードマイスター。カラダとココロの悩みを“根本改善”する。3ヶ月-11.3cm脚やせ、9ヶ月-17kgのダイエット成功などの指導実績。日本ボクシングミニマム級1位・プロ野球選手・モデルなどの指導経歴。



 

立ち方や重心を自然な位置に直すと「前ももの張り」「ふくらはぎの張り」「外ももの張り」「肩こり」「腰痛」「体の疲れ」などが改善するんですね。

今何をやっても痩せない方は、立ち方を改善することがカラダの悩みを根本改善するきっかけになるかもしれません。

この記事では、

・自然な立ち方&重心位置とは
・自然な立ち方を習得する4つの方法

などを解説します。

 

本当に痩せる?自然な立ち方&重心位置とは

人間の身体の構造上、どのような立ち方や重心位置が自然なのでしょうか?

自然な立ち方の全体像

「自然な立ち方」の1つの基準は、以下の通りです。

自然な立ち方

見た目の目安とすれば、

・耳
・肩
・大転子
・内踝

この4点に垂線を引いたとき、だいたい一直線になっていること。これが自然な立ち方の基準と考えています。

https://izuru.style/wp-content/uploads/2024/11/吹き出し-300x300.jpg

厳密なことを言えば、肩は少しだけ前側にズレます。

こういう立ち方は骨で立つ状態になり、筋肉にかかるストレスが最小限になって非常に楽なんですね。

筋肉にかかる負担が小さくなることで、

・腰痛改善
・前ももの張りの改善
・ふくらはぎの張りの改善

などにつながるわけです。

よくありがちな崩れた立ち方は、以下の通り。

崩れた立ち方

・へそが前に突き出てしまう
・重心がつま先側に偏っている
・骨盤が不自然な状態 など

こういった立ち方の崩れは、現場でもよく見られます。

本来であれば、以下の画像の赤いラインで立ちたいですが、全体的に前側に崩れていますよね。

骨盤が後傾した立ち方

こういう立ち方は、腰や脚の部分的なストレスが増します。その結果、「前ももの張り」「ふくらはぎの張り」「外ももの張り」「肩こり」「腰痛」などが発生します。

後方から見たときの自然な立ち方は、以下のような左右対称の状態ですね。

左右対称の立ち方

このように立てることが、大きな目安になります。

自然な立ち方でのつま先の向きや重心位置

あと立ったときのつま先の向きは、左右で約30度ぐらい開きます。

つま先の向き

これが身体の構造上、自然な状態です。

また、重心位置については「踝の真下」に体重を乗せます。

ここが足裏の真ん中の位置になり、この重心位置で立つと骨で立つ感覚がわかりやすくなります。

特に下半身痩せしたい方は、この位置に体重を乗せると脚が細くなっていくんですね。

膝は若干曲がったような感覚で立つ

膝は自然な状態で立てると、若干曲がってゆとりがあるような感覚になります。

自然な立ち方

グッと伸ばし切ってしまうのはNG。後程解説する立ち方の改善方法を実践すると、この感覚はよりわかると思います。

軽く出っ尻状態で立つ

もう1つ重要なのは、

軽く出っ尻状態で立つ

ということです。

ここまでお伝えした内容で立てると、

骨で立つような感覚になり、非常に楽に立てる

ようになります。

では具体的に、自然な立ち方を習得するにはどうすればいいのでしょうか?

 

重心を変えると痩せる?自然な立ち方を習得する4つの方法

まず最初は、椅子に座った状態で「自然な骨盤の位置」をインプットしていきましょう。

①坐骨で椅子に座る

硬めの椅子を用意して座って足元は、

・肩幅か腰幅ぐらいに開く
・つま先も軽く開く

という状態にします。

椅子に座ったときの足元

そこから軽くへそを前に突き出し、お尻の下に骨を感じて座ります。

自然な座り方

②身体をお辞儀させていく

続いては、顔を前に送るようなイメージで上半身をお辞儀します。

身体をお辞儀させる

このとき、背中が丸まらないように注意しましょう。

③踝の真下に体重を乗せる

椅子からお尻を浮かせ、両足の「踝の真下」に体重を乗せます。

踝真下に体重を乗せる

④踝真下を感じながらまっすぐ立ち上がる

あとは、まっすぐ立ち上がるだけ。

まっすぐ立ち上がる

そうすると、

・踵の骨を感じて立てている
・楽に立つことができている
・膝が若干曲がり、ゆとりがある状態で立てる
・前ももやふくらはぎにストレスがかからない
・腰なども過度に力まず、非常に楽な状態

こういった立ち方になります。これがお伝えしたい、現場でも指導している自然な立ち方なんですね。

この立ち方が継続的にできると、

・前ももやふくらはぎの張りが改善する
・反り腰や腰痛が改善する
・脚が疲れにくくなり、ヒップラインが変わる
・頭痛や肩こりも改善する

という変化が生まれるため、ぜひこの立ち方を継続してほしいというわけです。

肩の位置を修正することが必要かも

もう1つだけ追加で修正するとすれば、肩の位置。

自然に立てたら、少し斜め上方に肩を持ち上げるようにすくめましょう。

肩をすくめる

そこから真下に肩を落とします。

肩を落とす

適切な位置で立てていると、肩を落としたときの衝撃が踝真下に抜けます。

踝真下に体重が落ちる

もしかすると、

・猫背に感じる
・背中が丸く感じる

といった感覚があるかもしれません。でも問題ありません。

これが僕が考える「自然な立ち方&重心位置」であり、身体の悩みを根本改善してくれる立ち方なんですね。

 

重心を変えると痩せる?自然な立ち方を習得する4つの方法のまとめ

今回は、自然な立ち方の考え方や実践方法をご紹介しました。

・求めるべき立ち方は、自然な立ち方
・まず椅子に座って骨盤の位置を調整する
・そこから立ち上がって自然な立ち方へ修正する
・肩の位置も直すと楽に立つ感覚が掴みやすい

現場でクライアントさんの声を聞いても、「筋トレ」「ストレッチ」などに力を入れている方は多いですが、姿勢の改善はあまりしていません。

身体の悩みの根本改善をするためには、こういう立ち方や歩き方の改善は必須。今まで思ったように悩みが改善しない方は、立ち方の改善がカギになるかもしれないので、ぜひ参考にしてほしいなと思います。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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