「運動が苦手なのに、パーソナルトレーニングへ行っても大丈夫?」「運動が嫌いだから、入会しても続かない気がする」
体を変えたい気持ちはあっても、きつい筋トレや厳しい指導を想像すると、一歩を踏み出しにくいですよね。
運動が苦手・嫌いな方でも、パーソナルトレーニングは選択肢になります。ただし、どのジムでも合うわけではありません。苦手な理由を聞き、運動の難しさ・きつさ・通い方を調整できることが大切です。
僕は、最初から運動を好きになる必要はないと考えています。「これならできそう」「この程度なら生活に入れられそう」。そんな感覚を確かめながら、必要なことを少しずつ増やしていけばいいんですね。
この記事では、運動への苦手意識に合わせた始め方、体験で確認すること、途中で通うのが嫌になったときの見直し方までお伝えします。
この記事のポイント
- 「動きが苦手」と「運動が嫌い」では、調整する内容が違う
- 最初は、限界まで頑張るより無理なく終われる量を探す
- 体験では、苦手なことを伝えた後の対応を見る
- 続けにくいときは、運動量・予約・目標を見直す
運動が苦手・嫌いな人にパーソナルトレーニングが合う条件
パーソナルトレーニングの価値は、自分だけでは決めにくい内容を相談し、その場の反応を見ながら調整できることにあります。運動経験が豊富な人だけのサービスではありません。
例えば、同じ「スクワットが苦手」でも、動き方がわからないのか、脚がすぐ疲れるのか、人に見られるのが嫌なのかで対応は変わります。説明を変える、支えを使う、回数を減らす、別の種目を選ぶ。こうした変更に意味があります。
一方で、個別指導でも毎回決まったメニューをこなし、苦手だと伝えても負荷が変わらなければ、続けにくさは残ります。「マンツーマンだから安心」だけで決めず、自分の反応に合わせて指導が変わるかを見てください。
入会前に体力をつけたり、筋トレを予習したりすることを必須にする必要はありません。今の状態を伝えたうえで対応できるか相談することから始められます。
まず「運動苦手」と「運動嫌い」の中身を整理する
「運動が嫌いです」という一言だけでは、どこを変えると取り組みやすくなるのかが見えにくいことがあります。きれいに分類する必要はないので、次の中から近いものを探してみてください。複数あっても大丈夫です。
動き方がわからず、うまくできないのが苦手
見本を見ても同じように動けない、左右を間違える、いくつも注意されると混乱する。この場合は、説明する情報を減らし、一つの動きから練習する方法が考えられます。
「膝も腰も背中も」と同時に意識するより、まず椅子から立つ動作で一つだけ確認する。難しい動きをできるまで繰り返す前に、わかりやすい動きへ変えてもらえるかが大切です。
息が上がる、疲れる、翌日がつらいのが嫌
運動そのものより、運動中や翌日のしんどさが嫌な方もいます。この場合は、休憩を増やす、種目を減らす、負荷を軽くするなど、量と強度の調整を優先します。
仕事や家事に支障が出るほど疲れるなら、その反応を次回の内容に反映してもらいましょう。汗の量や筋肉痛の強さだけを、よいトレーニングの基準にする必要はありません。
体育や部活動の経験を思い出してしまう
人と比べられた、できないことを笑われた、休ませてもらえなかった。こうした経験があると、「また同じ思いをするかもしれない」と不安になることがあります。
過去のことを詳しく話したくなければ、「大きな声で励まされるのが苦手です」「できないときに急かされると緊張します」と、今してほしくないことだけ伝えてもかまいません。
単調な運動や、やらされる感覚が嫌
回数を数えるだけの時間が退屈、目的がわからないまま指示されるのが嫌。この場合は、種目の意味を説明してもらい、いくつかの選択肢から決める方法があります。
ただし、毎回まったく違う運動に変えることが最適とは限りません。同じ動きを少し続けた方が、慣れや変化を確認しやすいこともあります。「なぜこれを続けるのか」が納得できるかを確認しましょう。
準備や移動、予定が増えるのが負担
運動への抵抗感だと思っていたものが、着替えや移動、予約の取りづらさだったということも考えられます。トレーニング内容だけでなく、家を出て帰るまでの時間を含めて検討してください。
休日を丸ごと使うより、普段の移動経路で寄れる方が合う人もいます。持ち物や着替え、予約方法は、申し込む前に確認しておくと具体的に考えられます。
運動嫌いの方が取り組みやすくする5つの進め方
1.「運動すること」の先にある目的を決める
運動を趣味にすることを目標にしなくてもかまいません。「旅行先で歩けるようにしたい」「座りっぱなしの生活を変えたい」「服を着たときの見た目を整えたい」など、自分が望む生活につなげて考えてみてください。
目標が「毎日筋トレ」だけだと、できなかった日の評価で終わってしまいます。何のために体を動かすのかを共有しておくと、筋トレ以外の方法も含めて相談できます。
健康づくりが目的の方は、健康のためにパーソナルトレーニングを活用する考え方も参考にしてみてください。
2.初回は「どこまでならできるか」を確かめる
初回から普段の限界を超える必要はありません。どの説明がわかりやすいか、どの動きなら怖さが少ないか、休憩をどの程度入れると落ち着いて取り組めるかを確認します。
体験中に余裕があっても、その日の帰宅後や翌日の反応まで見てから増やす方が判断しやすいことがあります。「その場ではできたけれど、翌日の仕事がつらかった」も大切な情報です。
3.選べる余地をつくる
「今日は脚の運動を少なめにしたい」「説明を聞いてからやりたい」「まず見本をもう一度見たい」。こうした希望を伝えられることは、続け方を考えるうえで大切です。
トレーナーは目的に必要な内容を提案し、その理由を説明する。そのうえで、取り組める形を一緒に決める。すべてを任せきるのが不安な方は、この進め方が可能かを体験で確認してください。
4.自宅の課題を増やしすぎない
通い始めた勢いで、毎日の筋トレ・ストレッチ・歩数管理を一度に始めると、負担が大きくなる場合があります。最初は一つだけ選んでもかまいません。
例えば「昼休みに少し歩く」「長く座った後に立って動く」など、今の生活に入れられることを探します。ジムの宿題をこなすために生活を圧迫していないかも、振り返ってみてください。
5.できなかった理由を次回の調整に使う
自宅で運動できなかったときに、謝ることから始める必要はありません。「帰宅後は疲れていた」「床にマットを敷くのが面倒だった」「何回やるか忘れた」など、起きたことを具体的に共有します。
朝に変える、道具を使わない方法にする、回数をメモするなど、直す場所が見えてきます。毎回同じ内容を増やすより、取り組めなかった条件を見直すことが役立ちます。
最初の1カ月は、何を目安に進めればいい?
次の表は、運動習慣のない方がトレーナーと進め方を相談するための例です。全員が4週間で次の段階に進む必要はありません。体調や生活に合わせ、同じ段階を続けても大丈夫です。
| 時期 | 確かめること | 次回へ伝えること |
|---|---|---|
| 体験・初回 | 苦手なことを共有し、少ない動きで試す | 怖かった動作、わかりにくかった説明 |
| 2週目ごろ | 前回と同じ内容を無理なく行えるか確認 | 帰宅後・翌日の疲れ、通う負担 |
| 3週目ごろ | 余裕があれば一つの要素だけ調整 | 増やした内容への反応、生活への影響 |
| 4週目ごろ | 今後も続けられる量と予約の取り方を見直す | 続けたいこと、減らしたいこと |
一つの要素とは、回数・重さ・種目数などです。すべてを同時に増やすと、何が負担だったか判断しにくくなります。増やすこと自体を予定にせず、前回の反応を見て相談してください。
この時期は、体重や見た目だけで評価しなくてもかまいません。「行く前の不安が少し減った」「前回の動きを覚えていた」「疲れを翌日まで持ち越しにくかった」など、取り組む土台を確認します。
もちろん、体が変わることも大切な目標です。ただ、通う負担が大きいまま短期間の結果だけを追うと、続け方を見直す機会がなくなってしまいます。結果と継続の両方を話し合いましょう。
運動が苦手な人は、どんなトレーニングから始める?
最初のメニューは、目標・体力・痛みの有無・動きへの理解度によって変わります。「運動嫌いなら全員この種目」という決め方はしません。
一例としては、体調を確認した後に楽に動かせる範囲で体を動かし、椅子から立つ動作や軽い負荷の運動を少数試す。その間に休憩を入れ、終わった後の疲れを確認する、という進め方が考えられます。
椅子から立つことが難しければ高さや支えを調整します。簡単すぎるなら別の負荷を検討します。「初心者用メニュー」に自分を合わせるより、実際にできる内容へ調整することが重要です。
体をゆるめたり、動かしやすさを確認したりする時間を設けることもあります。ただし、リラックスする時間だけで筋力や持久力を高める目標まで達成できるとは限りません。目的に必要な運動を、取り組める範囲で組み合わせていきます。
基本的な筋トレの動作や初回メニューを詳しく知りたい方は、筋トレ初心者向けパーソナルトレーニングの記事をご覧ください。
頻度は週1回からでもいい?自宅で何もしないと意味がない?
週1回から始めることも選択肢です。ただし、週1回で十分かどうかは、目標や普段の活動量によって違います。まず通いやすい頻度を相談し、その後の反応を見て調整しましょう。
最初から週2回以上の予約を入れると、予定が合わなかったときに負担になる方もいます。一方で、間隔が空きすぎると動きを思い出しにくい方もいます。回数の多さだけで決めず、実際に通える時間帯まで考えることが大切です。
自宅で筋トレをしていないから、ジムで動いた時間が無意味になるわけではありません。ただ、ジム以外の時間をどう過ごすかも、健康や体づくりに関わります。家での課題が負担なら、生活の中で動く方法を相談してみてください。
厚生労働省の「アクティブガイド2023」でも、個人差に合わせて活動の強度や量を調整し、できることから体を動かす考え方が示されています。一般的な目安を、今すぐ達成しなければいけないノルマにしないことが大切です。
運動のためにまとまった時間を取ることが難しい日は、短い移動や家事の中で動く工夫もあります。ジムの日だけ頑張る方法と、普段の活動を少し変える方法を組み合わせて考えてみましょう。
体験前に伝えておきたいこと|そのまま使える相談例
「運動が苦手です」と伝えるだけで終わらず、できれば何が不安かを一つ添えてみてください。うまく説明できない場合は、次の文章を自分に近い形に変えて使っていただいても大丈夫です。
運動経験が少なく、動きを覚えるのが苦手です。いくつも同時に説明されるとわからなくなるので、一つずつ教えてほしいです。最初は軽い内容で試して、翌日の疲れも見ながら進めたいです。
以前、きつい運動がつらくて続きませんでした。今回は短期間で大きく変えるより、無理なく通える内容を相談したいです。途中で休みたいときや、種目を変えたいときに伝えても大丈夫でしょうか。
あわせて、仕事や家事で疲れが出やすい時間帯、過去に続かなかった理由、希望する通い方を伝えると相談しやすくなります。病気やけが、医師からの運動制限がある場合は、事前に共有してください。
過去の体験をすべて話す必要はありません。今の指導に関係する希望や、避けてほしい対応を伝えるだけでも、相性を確かめる材料になります。
運動嫌いの方がパーソナルジムを選ぶときの確認ポイント
設備の多さやトレーナーの体型だけでは、自分が続けられるかは判断できません。体験では、苦手なことを伝えた後の行動に注目してみてください。
| 確認する項目 | 体験で見ること・聞くこと |
|---|---|
| 説明のわかりやすさ | 理解できないと伝えたら、言い方や見本を変えてくれるか |
| きつさの調整 | 休憩や負荷の変更を申し出やすいか |
| 目的の共有 | なぜその運動が必要か、説明に納得できるか |
| 自宅での取り組み | 生活に入らない課題を減らしたり変更したりできるか |
| 予約の現実性 | 自分が通いたい曜日・時間帯に予約できるか |
| 契約条件 | 総額、期限、キャンセル、休会・解約の条件が明確か |
特に聞いておきたいのは、「体験を担当する方が、入会後も担当しますか」「体調が悪い日や疲れている日は、内容をどう変えますか」の2点です。体験だけの印象で決めず、その後の運用まで確認しましょう。
声をかけてもらうと頑張れる人もいれば、静かに自分のペースで取り組みたい人もいます。明るく励ます指導が悪いわけではありません。自分の希望を伝えたとき、対応を調整できるかが判断の軸です。
また、体験中は緊張で判断しにくいこともあります。その場で契約を急がず、帰宅後の体の反応と通う負担を振り返ってから決める方法もあります。
パーソナルトレーニングが合わない場合もある
運動が苦手な人にとって、個別に相談できることは利点です。一方で、費用や予約の制約、担当者との相性は負担にもなります。
自分の都合で短時間だけ動きたい方は、散歩や自宅での運動が合うかもしれません。誰かと一緒の方が気楽なら、少人数の教室も選択肢です。決まった時間に通うことが難しければ、オンライン指導を比較してもよいでしょう。
個別に動きを確認してほしい、何をすればよいか毎回迷う、一人では量を調整しにくい。こうした困りごとがあるなら、パーソナルトレーニングを検討する理由になります。
反対に、予算や予約の負担が大きすぎるなら、長期契約を急ぐ必要はありません。自分の困りごとに対して、払う費用と時間が見合うかを考えてください。
通うのが嫌になった・休んでしまったときの見直し方
通い始めてから「行きたくない」と感じたときは、すぐに自分の意志の弱さと結びつけず、前回までの内容や生活を振り返ってみてください。
- 体の負担が大きい:前回の疲れや筋肉痛が残っていないか確認する
- 予定が厳しい:通う時間帯・頻度・移動経路を見直す
- 指導が合わない:言葉のかけ方や説明の速度を相談する
- 目標が重い:短期間の数字だけで評価していないか見直す
- 課題が多い:自宅で取り組む内容を一つに絞る
休んだ分を取り返そうとして、次回の運動を倍にする必要はありません。間が空いたら、その間の体調を共有し、再開できる内容から始めます。
予約を入れ直すことが負担になっているなら、変更・キャンセルのルールも含めて相談しましょう。無断で休む前に連絡しやすい窓口があるかも大切です。
希望を伝えても毎回否定される、痛みを訴えても運動を続けるよう求められる場合は、担当や施設を変えることも検討してください。続けるために、合わない指導まで我慢する必要はありません。
運動が苦手・嫌いな方のよくある質問
運動神経が悪くても受けられますか?
スポーツの上手さを、利用の条件にする必要はありません。球技やダンスが苦手でも、別の動きには取り組めることがあります。体験では「見本を見ても動きがわかりにくい」など、具体的に伝えて調整できるかを確認してください。
体力がなく、途中で休んでも大丈夫ですか?
休憩も含めて内容を調整することが大切です。我慢して限界まで続ける前に、きつさを伝えましょう。胸の痛み、強いめまい、普段と違う息苦しさなどがあるときは運動を中止し、必要な医療相談を優先してください。
楽な運動だけでも痩せられますか?
楽に感じる運動だけで、希望する減量ができるとは限りません。体重の変化は、食事や普段の活動などにも左右されます。まず続けられる量を探し、その後に目標との距離を見ながら調整します。減量が主目的なら、ダイエット目的のパーソナルトレーニングもご覧ください。
筋肉痛がないと効果はありませんか?
筋肉痛の有無だけで、運動の成果は判断できません。動きを覚えられたか、同じ内容に取り組みやすくなったか、目的に合う変化があるかを確認します。強い筋肉痛を毎回起こすことを目標にしないようにしましょう。
何回通えば運動が好きになりますか?
回数で約束できるものではありません。好きにならなくても、自分の生活に役立つ方法として続けられるなら、それも一つの形です。「前より嫌ではない」「必要なときに取り組める」という変化も大切にしてください。
自宅の宿題を出してほしくない場合は?
その希望を体験前に伝え、どんな進め方が可能か相談しましょう。施設の方針や目標によって提案は変わります。宿題なしで希望する結果まで達成できると決めつけず、通う時間と普段の生活の両方を踏まえて合意することが大切です。
神戸・御影で、運動への苦手意識から相談したい方へ
「体を変えたいけれど、運動が嫌いで続く気がしない」。そんな段階でも、まずは相談からで大丈夫です。僕が最初に知りたいのは、何回腕立て伏せができるかより、何が負担で、どんな生活を送りたいのかということです。
苦手なことを無理に好きになろうとすると、始める前から疲れてしまうかもしれません。まずは、説明の仕方や運動の量を変えることで、取り組める形があるかを一緒に考えていきましょう。
指導者については伊藤出のプロフィール、内容についてはセッション・プログラムのご案内をご確認ください。来店にかかる時間は、IZURUへのアクセスと合わせて検討していただけます。
運動が苦手なことも、最初にお聞かせください。
「息が上がるのが苦手」「説明をゆっくりしてほしい」「以前ジムが続かなかった」など、今感じていることをお伝えいただければと思います。
まとめ|運動を好きになる前に、取り組める形を探そう
運動が苦手・嫌いでも、パーソナルトレーニングを始めることはできます。大切なのは、苦手な理由を共有し、説明・負荷・休憩・通い方を自分に合わせて調整できることです。
最初からたくさん動く必要はありません。体験と翌日の反応を見て、「これならまた取り組めそう」と思える量を探してみてください。続けにくくなったときも、頑張り方を増やす前に、負担になっている条件を見直していきましょう。




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