壁に足上げて、軽く動かす。これだけでも脚やせ・お腹痩せすることができるんですね。研究の実験結果でも、1日で2~3cm細くなった方がいます。ただデメリットもあるので、注意が必要です。
この記事では、
・壁に足上げて期待できる効果やデメリット
・壁に足上げて脚やせ・お腹痩せする8つの方法
などを解説します。
今回の記事の内容
壁に足上げすることで期待できる効果やメリット

壁に足上げて期待できる効果やメリットは、以下の通り。
1日で-2~3cmの脚やせの可能性(むくみ改善)
まず1つ目が、
脚のむくみが改善して脚が細くなる
ということ。この効果は、研究でも実証されています。具体的な内容は以下の通り。
・仰向けになり、重力から解放される姿勢になる
・腹式呼吸を繰り返す
・下半身のリンパ液の循環が改善する
・その結果、大きく変化した方で1日で脚が-3cmした
壁に足を上げた状態で、腹式呼吸を行う。さらに軽く脚の筋肉を動かし、ポンプ作用を活用する。これだと、研究と同じ効果かそれ以上の効果が期待できる可能性があります。「太もも」「ふくらはぎ」「足首」「おしり」などが気になる方は、脚やせ効果が期待できます。
脚を根本的に細くする方法。それは原因をみつけ、その原因を取り除くこと。当ブログでは、さまざまな脚の悩みを改善できるように情報発信しています。この記事では、そんな脚やせ関連の記事をまとめました。 1人でも多くの方の“変わるきっかけ”になれば嬉しく思います。では、早速ご紹介していきますね。 ...
お腹周りもスッキリする
2つ目は、
お腹のむくみも改善してお腹痩せする
ということ。壁に足を上げると、お腹周りのリンパ液の循環も改善されてお腹痩せします。一番効果的なのは、
・脚を壁に上げる
・足首などを軽く動かす
・腹式呼吸を行う
これらを同時に行うこと。するとお腹だけではなく、脚全体も同時に細くなります。特にみぞおちあたりがぽっこり出る方は、壁に足をあげての腹式呼吸が効果的です。
胃のあたり(上腹部)がぽっこり出るのは、「乳び層」というリンパ節のつまりが関係してます。 乳び槽のつまりを改善すると、以下のように1日でも胃の辺りが引っ込むんですね。 この記事では、 ・【女性向け】胃のあたり(上腹部)がぽっこり出る原因 ・筋トレ以外でぽっこり出た胃...
便秘やガス溜まりも改善する
3つ目は、
便秘やガス溜まりも改善する
ということ。お腹のリンパ液の循環が改善すると、
・同時に血流も改善
・血流が改善すると筋肉が柔らかくなる
・筋肉が柔らかくなると、腸の働きが良くなる
・その結果、便やガスが出やすくなる
という反応が起こると考えられます。ですので、壁に足を上げて動けば便秘などの改善にも効果的です。
精神的に落ち着く
4つ目は、
自律神経が整い、精神的に落ち着く
ということ。壁に足上げて腹式呼吸を一定のリズムで行うと、
・セロトニンの分泌量が増える
・副交感神経が刺激され、リラックスする
・精神的な不安定さが改善する
こういった変化が起こる可能性があります。また「腸は第二の脳」と言われており、お腹の循環が改善すると腸の働きが良くなります。その結果、脳の働きに良い影響を与えることがわかっているんですね。
壁に足上げて腸周辺の循環改善を行うと、精神的な不安定さが改善する方は多いと思います。
壁に足を上げるときに気をつけてほしいこと
壁に足を上げるときの注意点は、以下の通り。
・仰向けの状態で、リラックスして壁に足を上げる
・足を肩幅ぐらいに開く(リラックスできる足幅でOK)
・足を上げる角度は、無理に股関節が90度の状態にしなくてもOK
・きつければ、膝を若干曲げてもOK
一番楽な体勢で、壁に足を上げれば問題ありません。
ここまで効果について解説しましたが、逆にデメリットなどはあるのでしょうか?
壁に足上げすることのデメリット

壁に足を上げるデメリットは、以下の通り。
脚がしびれることがある
壁に足を上げてしびれる理由は、以下の通り。
・足を壁に上げたときに膝の関節が過度に伸ばされる
・足幅が狭くて内ももなどに力が入る
・太もも周辺が緊張する
・血管がしめつけられて血流が悪くなる
・足を上げている=重力の影響でも血流が悪くなる
・足全体の酸素量が低下する
・その結果、しびれを感じることがある
正座を長時間すると、足がしびれる。あれと同じ理由で、足がしびれている可能性があります。改善するには、「足幅を広げる」「膝を軽く曲げる」などリラックスすることが重要です。
また締め付けの強い衣服や下着の着用もNG。鼠径部、太ももなどが締め付けられるとよりしびれやすくなります。血流が悪くなる原因が取り除けると、しびれなくなります。
前ももが張ることがある
これも上記と同じで、壁に足を上げた際に「足幅が狭い」「膝の伸ばしすぎ」などがあれば前ももがストレスを受けます。その状態で長時間いることで、前ももが張ってしまう。ただこれも、足幅や膝の状態を調節すれば問題なくなります。
前ももの張りがひどく太い。この悩みの改善には「前ももの筋肉を緩める」「前ももへのストレスを取り除く(姿勢改善)」この2つが必要です。これらが適切にできると、前ももの張りは、根本的に改善します。 この記事では、 ・前ももの張りがひどい(太い)原因 ・ひどい(太い)前ももの張りの4つ...
腰痛になることがある
続いては、
腰痛になることがある
ということ。足を壁に上げると、大腿直筋がある程度緊張します。

リラックス状態であれば問題ありませんが、足幅などが緊張位だと前ももが張ってしまう。すると骨盤が過度に前傾状態になり、腰が反るんですね。その結果、腰痛がひどくなることがあります。
脚が冷たくなることがある
続いては、
脚が冷たくなることがある
ということ。しびれと同じ理由で、足の位置などの問題で筋肉が緊張。すると、脚への血流量が低下。その結果、脚が冷たくなります。これも適切な足の位置に調節すれば、問題ありません。
トイレが近くなることがある
そしてもう1つは、
トイレが近くなることがある
ということ。デメリットではないかもですが、天井方向に足を上げるとリンパ液の循環が促されます。すると、むくみが改善するんですね。これによって、トイレが近くなる可能性があります。詳しくは、以下の通り。
・足を壁に上げるとリンパ液の循環が良くなる
・リンパ液は下から上への一方通行で流れる
・鎖骨下リンパ節からリンパ液は静脈へと入る
・リンパ液と血液が混ざり、血液が薄まる
・人間は血液濃度を一定に保つ働きがあり、脳が感知する
・余分な水分を出そうと尿意をもよおす
・その結果、トイレが近くなる
もし寝る前に壁に足を上げると、夜中トイレが近くなるかもしれません。ただ自然な反応なので、心配することは何もありません。
「着圧ソックスを履くと、トイレが近い気がする…」この感覚は、偶然ではないんですね。「病気」「体の異常」ではないので、安心してもらって大丈夫です。リンパ液の循環が良くなり、トイレが近くなった可能性があります。 この記事では、 ・リンパ液の流れと尿意との関係 ・着圧ソックスを履くとトイ...
では具体的に、どのように壁に足を上げたりエクササイズをすればいいのでしょうか?
壁に足上げて脚やせする6つの方法

脚やせする方法は、以下の6つです。
①足上げ+腹式呼吸
1、仰向けになり、壁に足を上げる
2、脚全体をリラックスさせておく
3、その状態で、鼻から軽く息を吸ってお腹を膨らませる
4、口から細く長く息を吐き、お腹を軽く凹ませる
5、2分間繰り返す
②足上げ+足首を動かす
1、仰向けになり、壁に足を上げる
2、脚全体をリラックスさせておく
3、スネやふくらはぎに力が入らないように足首を軽く動かす
4、2分間行う
③足上げ+股関節を動かす
1、仰向けになり、壁に足を上げる
2、脚全体をリラックスさせておく
3、足を転がすように左右に動かす
4、2分間気持ち良く繰り返す
④足上げ+太ももを揺らす
1、仰向けになり、壁に足を上げる
2、脚全体をリラックスさせておく
3、手で前ももなどを左右に軽く揺らす
4、1分間行う
⑤足上げ+鼠径部を擦る
1、仰向けになり、壁に足を上げる
2、脚全体をリラックスさせておく
3、手で鼠径部を軽く擦る
4、2分間行う
⑥足上げ+お腹を揺らす
1、仰向けになり、壁に足を上げる
2、脚全体をリラックスさせておく
3、手でお腹全体を揺らす
4、2分間行う
6つの方法をご紹介しましたが、やりやすい方法をお風呂上りなどに1つ実践してもらうだけでもOKです。
壁に足上げてお腹痩せする2つの方法

壁に足を上げてお腹痩せする方法は、以下の通り。
①足上げ+鼻呼吸をリズムよく行う
1、仰向けになり、壁に脚を伸ばして上げる
2、お腹に両手を沿える
3、鼻から軽くリズムよく息を吐く
4、1~2分間行う
②足上げ+膝を軽く引き寄せる
1、仰向けになり、壁に脚を上げる
2、へそ横に両手を沿える
3、口から息を吐きながら、軽く膝を交互に胸に引き寄せる
4、1~2分間行う
これらもお風呂上りが効果的。脚やせ方法とあわせてやるのが1番おすすめですね。
壁に足上げてエクササイズを行うときの注意点

以下に該当する方は、今回ご紹介した方法を実践する前に確認しておきましょう。
妊婦さんは医師に相談してから
妊婦さんの場合、念のため医師に相談してから行ってください。上記の方法はリンパ液の循環が改善されるため、体内の環境が変化します。赤ちゃんに影響が出ることもあるので、必ず医師の許可を得てからしましょう。
体調が悪い、風邪のときはNG
・インフルエンザ
・風邪
などの症状が出ている方は、今回お伝えした方法は禁止です。
リンパ液には細菌などが混ざっており、リンパ液の循環が良くなると病状が悪化します。風邪や体調がすぐれないときは、必ず避けるようにしましょう。
こういった注意点を守った上で実践すれば「脚やせ」「お腹痩せ」できるので、ぜひ参考に実践してみてください。
効果やデメリットも解説!壁に足上げて脚やせ・お腹痩せする8つの方法のまとめ

今回は、効果やデメリットも解説!壁に足上げて脚やせ・お腹痩せする8つの方法をご紹介しました。
・壁に足を上げると「脚やせ」「お腹痩せ」の効果が期待できる
・さらに、便秘改善や精神的な不安定さの改善にも役立つ
・1回で脚が-2~3cm細くなる場合もある
・壁に足を上げるときは、リラックスできる姿勢をとること
・お風呂上がりに行うとより変化しやすい
・妊婦さんや風邪気味の方は医師に相談してから行う
脚に関しては、“ちょっとしたこと”の積み重ねが大きな変化につながります。脚やせするには、簡単なことでもいいので継続することが重要です。今回の内容が、少しでも脚の悩みを改善できるきっかけになればうれしいですね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメント