前ももの張りがひどく太い。この悩みの改善には「前ももの筋肉を緩める」「前ももへのストレスを取り除く(姿勢改善)」この2つが必要です。これらが適切にできると、前ももの張りは、根本的に改善します。
この記事では、
・前ももの張りがひどい(太い)原因
・ひどい(太い)前ももの張りの4つの改善方法
などを解説します。
今回の記事の内容
なくならないのはなぜ?前ももの張りがひどい(太い)原因
原因は、以下の通り。
前ももの張り=筋肉の緊張
主な原因は、
「大腿四頭筋」という前ももの筋肉が、過度なストレスを受けている
ということです。
この筋肉が何かしらの要因でストレスを過度に受けると、パンパンに張って盛り上がります。ではどういう場面で、大腿四頭筋はストレスを受けるのでしょうか?
へそを前に突き出すような立ち方
1つ目は、
立ち方のまずさ
です。人間が自然な状態で立てると、
・耳
・肩
・大転子(外ももの骨)
・内くるぶし
この4点がだいたい一直線の状態になります。
この立ち方だと骨で立つ感覚になり、前ももにはストレスがかかりません。ただ、
・へそを前に突き出して立つ
・つま先重心で立つ
こういう立ち方は、常に前ももにストレスがかかります。
すると、時間の経過とともに前ももが張り出してきます。同じ理由で、ふくらはぎもパンパンに張る可能性もあります。

ふくらはぎの内側がぽっこり太い。この悩みは「膝や足首の関節を整える」「姿勢や歩き方を自然にする」この2つができると、改善可能です。まずやるべきなのは、 脚全体の筋肉を緩めること です。 この記事では、 ・ふくらはぎの内側がぽっこり太い原因 ・ぽっこり太いふくらはぎの内側を細くす...
脚を前に出すような歩き方
2つ目は、
歩き方のまずさ
です。自然に歩くためには、重心を前に運ぶイメージで歩くことがポイントです。
この歩き方での着地は、ほぼ身体の真下。
これだと前ももにストレスはかかりません。ただ日頃の癖で、
・脚を前に出して歩く
・ペタペタ歩きになる
などがあると、歩くたびに前ももにストレスがかかるんですね。
もし1日の歩数が多い方は、それだけで前ももの張りがひどくなる可能性があるんですね。
長時間座業をしている
3つ目は、
毎日長時間座っている
ということ。人間は本来、立った状態が自然。
これだと前ももにストレスはかかりません。ただ椅子に座る姿勢だと、股関節が曲がるので前ももにストレスがかかります。
座っている時間が長ければ、その分前ももは張り出すんですね。おそらく今前ももの張りで悩む方は、
・へそを突き出した立ち方
・脚を前に出すような歩き方
・長時間椅子に座っている
などが主な原因になっています。
その他の前ももが太くなる原因
その他は、
・自転車のペダルをつま先でこいでいる
・階段の上り下りをつま先で行っている
・膝を曲げてヒールで歩く
・ランニングの着地がつま先
・膝がつま先よりも出ない意識でスクワットをしている
などの原因が考えられ、個人によって大きく変わります。これらのこともすべて、前ももに過度なストレスをかける要因です。

神戸・御影(住吉)東灘区にあるパーソナルトレーニングジム「IZURU」。シェイプアップ・ダイエット・筋トレ・スポーツ選手のパフォーマンスアップ・痛み改善や健康・メンタルの不調の改善など、身心の悩みを根本改善。無料体験も随時受付中。
本気で前ももの張りを改善したい方は、
こういった“根本原因”を見つけ出し、その原因を取り除くことが最大のポイント
になるんですね。では具体的に、前ももの張りを改善するためにはどうすればいいのでしょうか?
ひどい(太い)前ももの張りの改善方法①:前ももを揺らして緩める
まず行ってほしいのは、
筋肉を揺らして、前ももを緩める
ことです。この方法が最も前ももの張りを改善できます。4つの方法をご紹介するので、一緒に緩めていきましょう。
①前ももに触れて呼吸をする
1、地面に座り、片脚を伸ばしてリラックス
2、両手で前ももに軽く触れる
3、深呼吸を左右各5回ほど行う
②太ももの前側を擦る
1、地面に座り、片脚をリラックスして伸ばす
2、太ももの前側を軽く擦る
3、左右各1分間行う
③太ももを縦に揺らす
1、地面に座り、片脚をリラックスして伸ばす
2、膝裏を持ち、太ももを軽く弾ませる
3、左右各1分間行う
④太ももを横に揺らす
1、地面に座り、片脚をリラックスして伸ばす
2、前ももに軽く手を沿える
3、前ももの筋肉を左右に揺らす
4、左右各1分間行う
4つを実践後、前ももの張りが改善して軽くなっていると思います。もしまだ張りが残る場合は、「各2分間」行ってみてください。
時間がある方は、Youtubeでご紹介した方法もおすすめです。よかったらこちらも参考にご覧ください。
その他の改善方法もご紹介しますね。
ひどい(太い)前ももの張りの改善方法②:ストレッチングを行う
上記の方法の後にストレッチングを合わせて行うと、より前ももの張りを改善できます。
①前もものストレッチング
1、地面に座り、片膝を曲げる
2、足の甲を地面につけ、両手は身体の後ろにつく
3、太ももの前側が気持ち良く伸びるところでキープ
4、左右30秒間ストレッチングを行う
②前ももの付け根のストレッチング
1、脚を前後に大きく開く
2、前脚は膝を90度、後脚は足の甲を地面につける
3、後脚の太ももの付け根を伸ばすように身体を少し反らせる
4、左右各30秒間ストレッチングを行う
③太もも全体のストレッチング
1、脚を肩幅に開く
2、つま先を違和感ない程度に開く
3、体重を足裏全体に乗せる
4、しゃがみ込んだ状態で30秒間キープする
本気で前ももの張りで悩む方は「各2分間」行ってみてください。すると、より前ももの張りは改善します。
ひどい(太い)前ももの張りの改善方法③:ストレッチ(体操)を行う
続いては、関節運動(体操)で前ももの張りの改善方法をご紹介します。
①軽く膝を交互に曲げる
1、うつ伏せになり、脚を腰幅に開く
2、両膝を90度ぐらいに曲げる
3、膝を交互に軽く曲げる
4、1分間行う
②膝を交互に伸ばす
1、うつ伏せになり、脚を腰幅に開く
2、両膝を90度ぐらいに曲げる
3、口から息を吐き、膝下を交互に落とす
4、1分間行う
③両膝を一気に伸ばす
1、うつ伏せになり、脚を腰幅に開く
2、鼻から息吸って、両膝を90度ぐらいに曲げる
3、口から息を吐いて、一気に両膝を伸ばす
4、1分間行う
これらを寝る前に行えば、前ももの張りをさらに改善できます。前ももを徹底的に緩めることで、張りは改善します。ただ“根本改善”のために必要なのは、原因である姿勢改善を一緒に行うことです。
ひどい(太い)前ももの張りの改善方法④:立ち方や歩き方を改善する
先ほど原因で解説した通り、日頃の姿勢や歩き方のまずさが前ももの張りの根本原因。ですので、自然な姿勢や歩き方に改善して前ももへのストレスを軽減する必要があります。以下の記事を参考に改善してみてください。
立ち方の改善方法
前ももの張りを改善するには、
・つま先重心をやめる
・へそを前に突き出さない
・骨で立つ感覚を習得する
などが重要です。まずは座り方を改善。その後に立ち方の改善に移ると、前ももへのストレスが軽減できる立ち方ができます。以下の記事を参考に改善してみてください。

立ち方や重心を自然な位置に直すと「前ももの張り」「ふくらはぎの張り」「外ももの張り」「肩こり」「腰痛」「体の疲れ」などが改善するんですね。今何をやっても痩せない方は、立ち方を改善することがカラダの悩みを根本改善するポイントになるはず。 この記事では、 ・自然な立ち方&重心位置とは ・自然な...
歩き方の改善方法
歩き方の改善ポイントは、
・重心位置を高くする
・頭を前に運ぶイメージで歩く
・足元に意識は向けない
など。こういう意識で歩けると、前ももが張るどころか緩んでより脚やせできます。詳しい改善方法は、こちらをご覧ください。

「歩き方を変えたら痩せた!」そんな方も多くいます。自然な歩き方ができると、今よりも「太もも痩せ」「ふくらはぎ痩せ」「むくみ改善」などができます。歩くときのポイントは、重心を前に運ぶこと。 この記事では、 ・自然な歩き方を習得する4つの手順 ・ダイエットを目的とした歩き方 などを解...
階段の上り下り
階段の上り下りの動作も、意外と前ももの張りの原因になります。よく階段を使う方は、以下の記事を参考に動作を改善しましょう。

神戸・御影(住吉)東灘区にあるパーソナルトレーニングジム「IZURU」。シェイプアップ・ダイエット・筋トレ・スポーツ選手のパフォーマンスアップ・痛み改善や健康・メンタルの不調の改善など、身心の悩みを根本改善。無料体験も随時受付中。
自転車のペダルのこぎ方
日頃自転車に乗る方は、ペダルをこぐとき「踝の真下」で押すようにしましょう。つま先で押すと前ももにストレスがかかり、どんどん張りにつながります。以下の記事で詳しく解説しますね。

神戸・御影(住吉)東灘区にあるパーソナルトレーニングジム「IZURU」。シェイプアップ・ダイエット・筋トレ・スポーツ選手のパフォーマンスアップ・痛み改善や健康・メンタルの不調の改善など、身心の悩みを根本改善。無料体験も随時受付中。
ここまでお伝えした一連の流れができると「前ももの張り」は根本改善できるので、ぜひ上記を参考に実践してみてください。
なくならないのはなぜ?前ももの張りがひどい(太い)原因と改善方法のまとめ
今回は、前ももの張りがひどい(太い)原因と4つの改善方法を解説しました。
・日頃の立ち方や歩き方が崩れている
・長時間椅子に座っている
・前ももの筋肉がストレスを受け、ボコッと張り出す
・改善するには、まず前ももの筋肉を緩めること
・あわせて立ち方や歩き方を改善すること
・この一連の流れができると、前ももの張りは改善する
「遺伝」「生まれつき」そんなことが言われる、前ももの張り。諦めないでください。本当に必要なことを行えば改善可能で、年齢に関係なく変わります。
今回の内容が少しでも変わるきっかけになれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント