痩せているのに鎖骨が出ない原因と隠れた鎖骨を出す５つの方法

「痩せてるのに鎖骨が出ない…」という悩みを改善するには、むくみの改善がポイントです。人によっては、1日でも変化を実感可能です。

この記事では、

・痩せてるのに鎖骨が出ない原因
・痩せてる方にしてほしい隠れた鎖骨を出す5つの方法

などを解説します。

 

痩せているのに鎖骨が出ない原因

原因は、以下の通り。

鎖骨リンパ節周辺でむくみが発生

主な原因は、

鎖骨の溝にある、鎖骨下リンパ節がつまっている

ということ。鎖骨下リンパ節は、鎖骨の上部の溝部分にあります。

全身のリンパ液が、下半身などから鎖骨下リンパ節に向かって流れます。鎖骨下リンパ節がリンパ液の出口となっており、ここから静脈に合流するんですね。そして、余分な水分がある場合は尿意をもよおして体外へ排出されます。

何かしらの要因で鎖骨下リンパ節がつまると、鎖骨周辺にリンパ液が滞ってむくみがひどくなります。その結果、痩せているのに鎖骨が出ないということが起こります。

ではなぜ、鎖骨下リンパ節がつまってしまうのでしょうか？

大胸筋などが硬くなっている

まず考えられるのは、

大胸筋が硬くなっている

ということ。

大胸筋は、

・長時間パソコン作業をしている
・猫背で背中を丸める癖がある
・脇を締める癖がある

こういう習慣があると、常にストレスを受けて硬くなります。筋肉が硬くなると内圧といって、内側に締めつける圧力が高まります。すると、大胸筋周辺のリンパ液が滞り始める。結果、鎖骨周辺のむくみがひどくなるんですね。

僧帽筋が硬くなるとむくみがひどくなる

鎖骨下リンパ節がつまるもう1つの原因は、

僧帽筋が硬くなっている

ということも考えられます。

僧帽筋は鎖骨の外側についており、ストレスを受けると鎖骨周辺にリンパ液が滞ってむくみます。僧帽筋が硬くなる原因は、

・頭部が前方に移動している
・背中を丸める癖がある
・目の筋肉が疲れている（眼精疲労）

などが考えられます。もし僧帽筋の盛り上がりが気になる方は、以下の記事も参考にご覧ください。

運動不足＆水分のとりすぎ

上記の原因とあわせて問題になるのが、

・運動不足
・水分のとりすぎ

です。運動不足になると、全身の筋肉が萎縮して硬くなります。すると、

・血流やリンパ液の流れが悪くなる
・体液の循環障害が発生
・鎖骨周りなど、全身が浮腫む

という反応が起こります。そこに、

・水を1日2~3リットル飲む
・毎日お酒をかなり飲む

などの習慣が重なると、全身のむくみがよりひどくなって鎖骨は確実に隠れます。

では、どうすれば隠れた鎖骨を出すことができるのでしょうか？

 

痩せてる方にしてほしい出ない鎖骨を出す方法①：鎖骨下リンパ節を刺激する

まず最初に、

鎖骨下リンパ節を刺激して開放する

ことが重要です。以下の方法で解放できるので、一緒にやっていきましょう。

１、鎖骨の溝に触れて呼吸

１、両手をクロスし、鎖骨の溝に触れる
２、触れた状態で1分間深呼吸を行う

２、鎖骨の溝を軽く擦る

１、両手をクロスし、鎖骨の溝に触れる
２、鎖骨の溝全体を軽く1分間擦る

３、鎖骨周辺を擦る

１、両手をクロスし、鎖骨周辺に手を沿える
２、鎖骨周辺を優しく1分間擦る

４、胸を軽く擦る

１、両手をクロスし、胸に手を沿える
２、胸を優しく1分間擦る

この4つで鎖骨下リンパ節ができると、次はストレッチなどで鎖骨周辺の循環を改善しましょう。

 

痩せてる方にしてほしい出ない鎖骨を出す方法②：鎖骨に触れてストレッチ

続いては、

筋ポンプによって循環を促す

ことを行います。ここでは、できるだけ筋肉をリラックスして動かしましょう。

１、鎖骨に触れる＋脇開閉

１、片手の指で、鎖骨の溝に触れる
２、軽く脇を開閉させる
３、左右各1分間行う

２、鎖骨に触れる＋腕上下

１、片手の指で、鎖骨の溝に触れる
２、片腕を肩の前で構える
３、小さく腕を上下に動かす
４、左右各1分間行う

３、鎖骨に触れる＋前側パンチ

１、片手の指で、鎖骨の溝に触れる
２、逆の腕を前に伸ばす
３、小さく前側にパンチする
４、左右各1分間行う

４、鎖骨に触れる＋肘を外回し

１、片手の指で、鎖骨の溝に触れる
２、片腕を曲げ、手を肩の前に構える
３、円を描くように、肘を外回しに動かす
４、左右各1分間行う

５、鎖骨に触れる＋肘を内回し

１、片手の指で、鎖骨の溝に触れる
２、片腕を曲げ、手を肩の前に構える
３、円を描くように、肘を内回しに動かす
４、左右各1分間行う

「お風呂の中」「お風呂上がり」に実践すると、むくみが改善されて鎖骨がより浮き出てきます。

 

痩せてる方にしてほしい出ない鎖骨を出す方法③：鎖骨に触れて首を動かす

続いては、

首の筋肉を動かして循環を促す

ことを行います。鎖骨周辺のむくみも改善しますし、硬くなっている僧帽筋を緩めることもできます。

１、鎖骨に触れる＋首を上下

１、両手をクロスして、鎖骨に触れる
２、鼻から息を吐きながら、首を小さく上下させる
３、1分間行う

２、鎖骨に触れる＋首を左右

１、両手をクロスして、鎖骨に触れる
２、鼻から息を吐きながら、首を小さく左右に動かす
３、1分間行う

３、鎖骨に触れる＋首を左右に倒す

１、両手をクロスして、鎖骨に触れる
２、鼻から息を吐きながら、首を左右に小さく倒す
３、1分間行う

４、鎖骨に触れる＋首を回す

１、両手をクロスして、鎖骨に触れる
２、深呼吸しながら、首を回す
３、左右各1分間行う

これができると、次は大胸筋などを緩めましょう。

 

痩せてる方にしてほしい出ない鎖骨を出す方法④：僧帽筋や大胸筋を緩める

僧帽筋や大胸筋を緩める方法はYoutubeで紹介しているので、以下の動画を実践してみてください。

 

痩せてる方にしてほしい出ない鎖骨を出す方法⑤：姿勢などを改善する

根本的に鎖骨を出すためには、日頃の姿勢改善も必須。別の記事で詳しく解説しているので、以下を参考にしてみてください。

座り方の改善方法

鎖骨を出すためには、

・身体を丸めて座る
・体操座り
・あぐらをかいて地面に座る

などの座り方はおすすめできません。おすすめの座り方は以下の記事で解説しています。

立ち方の改善方法

立ち方では、

・身体を丸めた立ち方
・へそを突き出した立ち方

などはおすすめできません。骨で立つような立ち方が重要で、肩の位置も少し前側にあるのが自然。以下の記事で詳しく解説します。

ここまでの流れができると痩せている方の鎖骨は出てくるので、ぜひ改善したい方は実践してみてください。

 

痩せているのに鎖骨が出ない原因と隠れた鎖骨を出す５つの方法のまとめ

今回は、痩せているのに鎖骨が出ない原因と隠れた鎖骨を出す5つの方法について解説しました。

・痩せてるのに鎖骨が隠れるのは、主にむくみの影響
・鎖骨下リンパ節がつまると鎖骨周辺がむくむ
・姿勢の崩れなどが原因で上半身の筋肉が硬くなる
・筋肉の硬さが影響して鎖骨周辺のむくみがひどくなる
・改善のためには、まず鎖骨下リンパ節のつまりを改善する
・鎖骨周辺のむくみを改善し、胸などの筋肉を徹底して緩める
・根本改善のためには、姿勢を自然な状態に直す
・この一連の流れができれば鎖骨が浮き出る

まだまだみなさんの身体は変わります。ただ鍛えるだけでは得らないこともあります。ぜひ変化を実感して欲しいですね。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました！