肩が上がる癖がある。この癖を直すには「肩周りを緩める」「自律神経を整える」などが必要です。
この記事では、
・肩が上がる癖がついてしまう原因
・肩が上がる癖を直す5つの方法
などを解説します。
今回の記事の内容
無意識?肩が上がる癖がついてしまう原因
原因は、以下の通り。
過度に力む癖がある
1つ目は、
身心ともに緊張状態で、過度に力む癖がある
ということ。脳が緊張状態だと、筋肉も緊張して力みやすいんですね。肩が上がる癖がある方は、
・日頃からストレスが非常に多い
・時間に余裕がなく常に予定がいっぱい
・仕事量が多く、働きすぎ
・人間関係がうまくいかず、リフレッシュする時間が少ない
などに該当しませんか?こういう状態だと身心にかかるストレスが大きく、交感神経が優位になって自律神経が乱れます。その結果、無意識のうちに力みやすく肩が上がりやすいんですね。
肩の位置が不自然になっている
2つ目が、
肩の位置が不自然
ということ。肩は、前方30度の位置が自然。普段、肩を引きすぎてませんか?
肩を引くと、僧帽筋などが収縮して肩が上がります。肩の位置が不自然なことも、肩が上がる原因の1つなんですね。

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精神的な要因が関与している
3つ目は、
精神的に緊張しやすく、ストレスを感じやすい
ということ。例えば人混みを歩いた後、肩が疲れません?これは、精神的なストレスで緊張するから。肩周りが緊張すると、肩がすくんだり上がる可能性があります。
肩が上がっているように見えるだけ
4つ目は、
僧帽筋が盛り上がっている
ということ。僧帽筋は、この筋肉。
僧帽筋がストレスを受けると、
・僧帽筋が硬くなる
・血流が悪くなり、老廃物が溜まる
・むくみが発生する
・その結果、肩口がボコッと盛り上がる
となるんですね。この場合は肩が上がってるのではなく、盛り上がっているだけ。
・肩が上がる癖がある
・肩が上がっているように見える
この2つの見極めも重要です。

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では具体的に、どうすれば肩が上がる癖を直せるのでしょうか?
無意識に肩が上がる癖の直し方①:肩が上がっていることを認識する
まず行ってほしいのは、
肩が上がる癖を認識する
ということ。以下の方法を最初に行いましょう。
1、鏡で自分の肩を見る
鏡の前に立ち、肩の現状を確認します。
目を閉じ、肩周りの緊張感・力みを感じます。
2、斜め上方に肩をすくめて落とす
続いては、
肩を斜め上方にすくめて落とす
ということを行います。肩を真上よりも少し前にすくめます。
そして、脱力して真下に落とす。
このときに感じてほしいのが、
普段の肩の状態と比べると、リラックスしているかどうか
です。ほとんどの方は「楽」「力が抜けた」という感想だと思います。あとは、この肩の位置で過ごしましょう。ここでは、普段肩が力んでいることに気づければOKです。
無意識に肩が上がる癖の直し方②:肩周りの筋肉を緩める
続いては、
肩周りの筋肉を気持ちよく動かして緩める
という方法を行います。
1、肩をすくめて一気に落とす
1、肩周りをリラックスさせる
2、鼻から息を吸い、斜め上方に肩を軽くすくめる
3、口から息を吐くと同時に、肩を真下に落とす
4、10回気持ちよく繰り返す
2、腕を上げて一気に落とす
1、肩の前で腕を構える
2、鼻から息を吸って、軽く腕を上げる
3、手が頭上の位置までくれば、口から息を吐いて一気に落とす
4、気持ちよく10回繰り返す
3、腕を交互に上げて一気に落とす
1、肩の前で腕を構える
2、身体を片側へ倒しつつ、片腕を頭上へ上げる
3、口から息を吐き、腕を落として身体を元の状態に戻す
4、逆側も同じ要領で行う
5、左右交互に気持ちよく20回繰り返す
4、腕を体側に上げて一気に落とす
1、脚を肩幅に開いて立つ
2、肩から腕をリラックスさせて垂らす
3、鼻から息を吸って、斜め方向に腕を上げる
4、肩の高さに上がると、口から息を吐いて落とす
5、10回繰り返す
4つの方法で、肩周りの筋肉が緩んで肩は下がります。
以下の動画をやっていただくとより効果的で、肩周りがかなりスッキリします。時間がある方は、ぜひ参考に実践してみてください。
無意識に肩が上がる癖の直し方③:自律神経を整える
続いては、
乱れている自律神経を整える
という方法です。自律神経を整えると無駄な緊張がとれ、肩が下がります。具体的な方法は、「自律神経のバランスが乱れる原因と整える5つの方法」で紹介しています。
またタイトルは少し違いますが、以下の動画でも自律神経を整える方法をご紹介しています。こちらもよかったら実践してみてください。
無意識に肩が上がる癖の直し方④:身体を擦る
続いても、
乱れている自律神経を整える方法
ですが、次は身体を優しく擦ります。皮膚を軽く刺激すると、その刺激で自律神経が整うんですね。さらに身心をリラックスさせたい方は、一緒に行いましょう。
1、頭を優しくなでる
1、両手を頭に軽く沿える
2、赤ちゃんを優しくなでるように頭全体を擦る
3、1分間行う
2、首を優しく擦る
1、首の後ろ側に手を沿える
2、首全体を優しく擦る
3、1分間行う
3、身体の前面を優しく擦る
1、鎖骨の下あたりに手を沿える
2、胸やお腹など、身体の前面を優しく擦る
3、1分間行う
4、腰あたりを優しく擦る
1、腰あたりに手のひらを沿える
2、腰やお尻を優しく擦る
3、1分間行う
5、前ももを優しく擦る
1、脚を肩幅に開く、軽く前屈をする
2、前ももに手を沿える
3、太もも全体を優しく擦る
4、1分間行う
これらをすると、
・血管が拡張する
・血流が改善する
・筋肉が緩む
という反応が起こり、筋肉が柔らかくなります。その結果、肩も下がります。
無意識に肩が上がる癖の直し方⑤:肩を自然な位置に直す
もう1つは、
肩を自然な位置に直すこと
です。肩の位置が不自然な場合、姿勢の問題で肩が上がります。ですので、自然な肩の位置に直して日常を過ごしましょう。これが根本改善のためには、最重要ですね。
座り方の改善方法
座り方で重要なのは、
・胸を張らない
・肩は軽く前の位置
・お尻の骨で椅子に座る
など。特に胸を張る意識を消さないと、どれだけ緩めても肩は再度上がります。改善方法は以下の記事で解説してるので、参考にしてみてください。

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立ち方の改善方法
立ち方も座り方同様、
・胸を張らない
・肩は身体の少し前側
・軽い出っ尻状態で立つ
などがポイントです。立ち方は座り方を改善してから行うと、より肩周りが楽でリラックスした姿勢に近づきます。以下の記事を参考に改善してみてください。

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ここまでの流れで肩が上がる癖は改善できますが、念のため以下のことも気をつけて過ごしましょう。
無意識に肩が上がる癖がある方に避けてほしいこと
日頃の姿勢などに気をつけつつ、以下のことも避けるようにしましょう。
長時間のスマホ
長時間スマホを触ると、確実に肩周りに負担がかかって上がってきます。気をつけたいのは、うつ伏せで肘をついた状態でスマホを触ること。この姿勢は常に肩が上がり、その姿勢がインプットされます。スマホの使いすぎは注意ですね。
長時間のパソコン作業
仕事で致し方ない部分もありますが、長時間のパソコン作業も無意識のうちに肩が上がります。仕事で長時間パソコンを使う場合、1時間に1分ぐらい肩を上下に揺らして緩める習慣をつけましょう。
ストレスを溜めこむ
先ほどもお伝えしましたが、自律神経が乱れると肩は上がりやすい。そのために、ご自身なりのリラックス方法を習得しておきたいところ。個人的には毎日の体操がおすすめで、ストレスも軽減できて肩も上がりにくくなります。
もし時間がある方は、以下の動画を毎日の習慣にしてみてください。
無意識に肩が上がる癖がついてしまう原因と5つの直し方のまとめ
今回は、肩が上がる癖がつく原因と5つの直し方について解説しました。
・肩が上がる癖がつくのは、自律神経の乱れが関係
・日頃からグッと力む癖があると、肩が上がりやすい
・精神的なストレスが多い場合も、肩が上がる
・肩が上がる癖を直すには、まず肩が上がることを認識する
・その後に肩周りを緩めたり、自律神経を整えること
・身体を擦って、精神的にリラックスさせる
・そして、肩を自然な位置に改善する
・この一連の流れができると、肩が上がる癖を直すことができる
肩が上がる癖は、さまざまな問題が隠れていることがあります。特に精神的な負担がある方は、肩はあがりがち。ストレスが溜まっている方は、今回の内容を参考にぜひ身心ともに1度リラックスしてみてください。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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