「頭痛があるけれど、パーソナルトレーニングを受けても大丈夫?」「首や肩を鍛えれば頭痛は改善する?」「運動すると頭が痛くなるのは危険?」。このような不安から、頭痛とパーソナルトレーニングの関係を調べている方は少なくありません。
先に結論をお伝えすると、医療機関で危険な原因が除外され、運動を止められていない方であれば、体調に合わせた運動は体力、睡眠、ストレス対策、姿勢や身体の使い方を整える選択肢になります。特に、運動不足や長時間同じ姿勢を続ける生活が重なっている方には、マンツーマンで負荷を調整するメリットがあります。
ただし、頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などの一次性頭痛だけでなく、脳や血管などの病気が原因となる二次性頭痛もあります。頭痛の原因をトレーナーが判断することはできません。突然の激しい頭痛や、しびれ、麻痺、発熱などを伴う場合は、トレーニングより受診が優先です。
この記事は一般的な運動情報であり、診断や治療の代わりになるものではありません。パーソナルトレーニングで頭痛が必ず改善する、薬が不要になるといった保証はできません。初めての頭痛、悪化している頭痛、運動で誘発される頭痛は、自己判断せず医療機関へ相談してください。
神戸・御影にあるパーソナルジムIZURU代表/伊藤出が解説します。
私は指導歴15年、累計1,500名以上の方をマンツーマンでサポートしてきました。この記事では、頭痛を「首をほぐせば治る」と単純化せず、運動してよい状態を確認したうえで、どのように身体を動かすかを具体的にお伝えします。
頭痛があってもパーソナルトレーニングは受けられる?
現在の頭痛について医師から説明を受け、運動制限がなく、当日に強い症状がなければ、パーソナルトレーニングを受けられる可能性があります。
一方、原因が分からない頭痛や、これまでと違う頭痛を「肩こりのせい」と決めつけて運動するのは危険です。まず、次の3点を分けて考えます。
・医療機関で原因を確認する必要がある頭痛か
・診断済みの頭痛でも、発作中に運動してよい状態か
・症状がない日や軽い日に、どの程度の運動なら続けられるか
この順番を守ることが、頭痛のある方のパーソナルトレーニングでは最も重要です。
最初に確認|すぐに受診したい危険な頭痛
次のような頭痛では、トレーニングを行わず、速やかに医療機関へ相談してください。緊急性が高いと感じる場合は、救急要請も検討します。
・突然始まり、短時間で最も強くなった激しい頭痛
・これまで経験したことがない強い頭痛
・顔や手足のしびれ、麻痺、力が入りにくい症状を伴う
・言葉が出にくい、ろれつが回らない、会話が理解しにくい
・意識がぼんやりする、けいれんがある
・歩きにくい、強いふらつき、物が二重に見える
・高熱、首の強いこわばり、発疹を伴う
・頭を打った後に出た、または悪化する頭痛
・運動、咳、くしゃみ、いきみをきっかけに起こる新しい頭痛
・がん、免疫機能低下、妊娠・産後などがあり、新しい頭痛が出た
「少し休めば大丈夫」「筋肉が硬いだけ」と決めつけないでください。突然の激しい頭痛や神経症状を伴う頭痛では、くも膜下出血や脳卒中など緊急性の高い病気を除外する必要があります。
日本神経学会も、経験のないひどい頭痛、突然発症して短時間でピークに達する頭痛、発熱や手足の麻痺・しびれを伴う場合は、至急受診するよう案内しています。
緊急ではなくても医療機関へ相談したい頭痛
救急受診が必要とは限らなくても、次に当てはまる場合は、パーソナルトレーニングを始める前に脳神経内科、脳神経外科、頭痛外来などへ相談しましょう。
・頭痛の回数や強さが徐々に増えている
・市販薬を飲む日が増えている
・仕事、家事、睡眠に支障が出ている
・運動するたびに頭痛が起こる
・朝に強い頭痛や嘔吐が続く
・50歳以降に初めて繰り返す頭痛が出た
・目の痛みや視力・視野の変化を伴う
・あごを動かすと痛む、頭皮に強い痛みがある
・いつもの頭痛と性質が変わった
・妊娠中や産後に新しい頭痛が出た
定期的に頭痛がある場合でも、正しく診断されていないケースがあります。自己流のストレッチや筋トレを続ける前に、一度診断を受ける方が安全です。
頭痛の種類によって運動への反応は違う
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、頭を締めつけられるような非拍動性の痛みが多く、両側に出ることがあります。軽度から中等度で、日常の動作によって大きく悪化しないことが一般的です。
長時間のデスクワーク、同じ姿勢、心理的ストレス、睡眠不足などが重なると、首や肩まわりの不快感を伴うことがあります。ただし、「首の筋肉が硬いから頭痛が起こる」と一つの原因に断定はできません。
診断がついており症状が軽い場合は、軽いウォーキング、呼吸、肩甲骨や背骨をやさしく動かす運動などが選択肢になります。強く首を揉む、痛みを我慢して伸ばす、高重量を持つ必要はありません。
片頭痛
片頭痛は、拍動するような痛み、吐き気、光・音・においへの過敏などを伴うことがあります。日本神経学会は、階段昇降などの日常的な運動で痛みが増強することも特徴の一つと説明しています。
そのため、片頭痛発作中に無理に運動して「血流を良くしよう」とするのは適切ではありません。暗く静かな場所で休む、医師から処方された薬を指示通り使うなど、本人の治療計画を優先します。
発作がない日には、医師の許可を得たうえで、低強度から規則的な運動を始める選択肢があります。ただし、睡眠不足、空腹、脱水、暑さ、急な高強度運動などが引き金になる方もいるため、頭痛日記を使って個人の反応を確認します。
群発頭痛
群発頭痛は、片側の目の周囲から前頭部・側頭部にかけて非常に強い痛みが起こり、涙、目の充血、鼻症状などを伴うことがあります。一般的な肩こり対策で解決する頭痛ではありません。
疑われる症状がある場合は専門的な診断と治療が必要です。発作時にトレーニングを行わず、治療計画を優先してください。
運動時頭痛・労作性頭痛
筋トレ、ランニング、重い物を持つ動作などで頭痛が起こることがあります。一次性運動時頭痛の場合もありますが、二次的な原因を除外することが先です。
初めて運動で頭痛が起きた、突然強く痛んだ、回数を重ねるごとに悪化する場合は運動を中止し、医療機関へ相談してください。診断前に「呼吸法を直せば大丈夫」と考えて再開しないことが重要です。
首の動きと関連する頭痛
首の動作や姿勢と関連して頭痛が起こることもありますが、片頭痛でも首のこりを感じることがあり、首の不快感だけで頭痛の種類は判断できません。
首を急にひねる、反動をつける、強い矯正を行う方法は避けます。症状が繰り返す場合は、医師や理学療法士などに評価してもらうことが大切です。
頭痛のある方がパーソナルトレーニングを選ぶメリット
1.その日の症状に合わせて内容を変えられる
頭痛は日によって強さが変わります。前日まで問題がなくても、寝不足や疲労、気圧、月経、食事、水分不足などが重なって症状が出ることがあります。
マンツーマンなら、開始前に痛みの有無、いつもの頭痛との違い、吐き気や視覚症状、睡眠、食事、水分を確認し、運動、リラックス、延期のいずれが適切か判断しやすくなります。
2.力みや呼吸を細かく確認できる
筋トレ中に息を止め、歯を食いしばり、首や肩へ力を入れると、頭部への不快感を招くことがあります。トレーナーが呼吸とフォームを見れば、必要以上の力みを減らしやすくなります。
特に初心者は、軽い重さでも全力で踏ん張ることがあります。重さを下げ、息を吐きながら動き、余裕を残して終えることが大切です。
3.急激な負荷の増加を防げる
久しぶりの運動で、いきなり走る、重いスクワットをする、限界まで反復すると、頭痛や吐き気が出る場合があります。パーソナルトレーニングでは、運動時間、回数、重さのうち一つずつ増やせます。
4.頭痛日記と運動内容を照合できる
頭痛が起きた時間、強さ、睡眠、食事、水分、薬、月経、天候、運動内容を記録すると、本人に起こりやすい条件を整理できます。
トレーナーは診断をしませんが、運動との関係を記録し、医師へ伝える情報を整理する手助けはできます。
5.生活に必要な運動習慣をつくりやすい
頭痛が怖くて身体を動かさない状態が続くと、体力が落ち、少しの活動でも疲れやすくなることがあります。医療上の安全が確認できれば、短い散歩や軽い筋トレから再開し、できる範囲を広げられます。
パーソナルトレーニングで期待できる効果と限界
適切な運動によって期待できるのは、頭痛を直接治療することではなく、頭痛と付き合ううえで土台となる体力や生活習慣を整えることです。
・全身の活動量と持久力を保つ
・長時間同じ姿勢を続けない習慣をつくる
・首や肩へ過度に力を入れない動作を覚える
・睡眠やストレス対策の一部として運動を取り入れる
・体調に合わせた運動強度を理解する
・頭痛への恐怖から活動を避けすぎる状態を減らす
運動で症状が軽くなる方もいれば、変化がない方、運動が発作の引き金になる方もいます。トレーニング効果には個人差があり、診断や薬物治療を置き換えるものではありません。
「肩甲骨を動かせば頭痛が治る」「姿勢を矯正すれば片頭痛がなくなる」「血流を良くすれば薬は不要」といった断定は避けてください。頭痛の種類と治療方針を踏まえて運動を利用することが大切です。
頭痛がある日の運動判断
運動を休む・中止する日
・突然または普段と違う頭痛がある
・痛みが強く、動くと明らかに悪化する
・吐き気や嘔吐、光・音への強い過敏がある
・しびれ、脱力、言葉の異常、視野の異常がある
・発熱、感染症状、強い倦怠感がある
・頭痛薬を飲んでも日常動作が難しい
・運動を始めた直後から頭痛が増していく
軽い運動を検討できる日
診断済みで、普段と同じ軽い症状であり、医師から運動を止められていない場合は、短い散歩や呼吸、やさしい全身運動を検討できます。ただし、数分行って悪化するなら中止します。
通常メニューを行える日
頭痛がなく、睡眠、食事、水分、体調に問題がない日でも、ウォーミングアップから始めます。頭痛の既往がある場合は、突然高強度へ上げず、会話ができる程度から段階的に進めます。
頭痛のある方に適した基本メニュー
自然な呼吸を取り戻す
仰向け、横向き、椅子など楽な姿勢を選び、息を長く吐きます。深く吸おうと頑張らず、首や肩がすくまない呼吸を探します。
息苦しさ、めまい、痛みが出る場合は中止します。過度に速い呼吸を繰り返す方法は必要ありません。
肩甲骨と胸郭をやさしく動かす
肩を小さく上げ下げする、肘を曲げて腕を前後に動かす、背中を丸め伸ばすなど、痛みのない範囲で行います。
首を大きく回す、頭を強く引っ張る、音が鳴るまでひねることは避けます。頭痛が増える動作は行いません。
股関節と下半身を動かす
頭痛があると首や肩だけに注目しがちですが、全身を使って動けるようにすることも大切です。椅子からの立ち座り、浅いスクワット、かかとの上げ下げなどから始めます。
下半身の種目でも、息を止めて強く踏ん張ると頭部の不快感につながることがあります。軽い負荷で自然に呼吸できる範囲にします。
低強度の有酸素運動
ウォーキングやエアロバイクを5〜10分から始めます。会話ができ、余裕を残せる強度が目安です。
暑い場所、空腹、脱水状態を避け、必要に応じて水分を取ります。片頭痛がある方は、自分の誘因を頭痛日記で確認してください。
軽い筋力トレーニング
10回前後行っても数回は余裕が残る負荷から始めます。高重量、限界反復、反動、長い息止めを避け、フォームと症状を確認します。
頭痛が出なければ、回数、セット数、重量を一度に変えず、少しずつ進めます。
IZURUで行う初回セッションの流れ
1.頭痛の診断と受診歴を確認する
頭痛の種類、医師の診断、薬、発作の頻度、運動で悪化するか、危険な症状がないかを確認します。診断がなく、症状に不安がある場合は、運動より受診を優先します。
2.頭痛日記と生活状況を確認する
睡眠、食事、水分、デスクワーク時間、運動習慣、頭痛薬を使う日数を確認します。トレーナーが服薬を変更することはありません。薬を使う頻度が増えている場合は、医師や薬剤師へ相談するようお伝えします。
3.姿勢と全身の動きを見る
座り姿勢、立ち姿勢、呼吸、肩や背中、股関節の動きを確認します。姿勢を一つの形へ矯正するのではなく、同じ姿勢を続けすぎていないか、力みがないかを見ます。
4.筋肉をゆるめて身体を整える
IZURUでは、いきなり重い筋トレを行いません。呼吸や小さな全身運動を使い、首や肩だけでなく、背中、骨盤、股関節なども無理なく動かします。
筋肉をゆるめて整えてから鍛えることで、初心者の方でも余計な力を入れずに運動しやすくなります。ただし、頭痛を治すための施術ではなく、首を強く揉んだり急にひねったりする矯正は行いません。
5.低負荷の運動で反応を確認する
立ち座りや軽い歩行などを行い、頭痛、吐き気、めまい、視覚の変化がないか確認します。少しでも普段と違う症状が出れば中止します。
6.自宅で行う内容を絞る
1時間の運動を週1回だけ行うより、仕事の合間に1〜3分立つ、短く歩くなどを積み重ねる方が続けやすい場合があります。自宅メニューは1〜3種類に絞ります。
頭痛が不安な初心者向けメニュー例
以下は、医師から運動を止められておらず、当日に頭痛がない、または普段通りの軽い症状である方の一般例です。
・体調と頭痛の確認:2〜3分
・自然な呼吸:2〜3分
・肩甲骨、背中、股関節の小さな運動:5〜8分
・椅子からの立ち座り:5〜10回を1〜2セット
・壁を使った腕・体幹運動:5〜10回を1セット
・会話できる強度の歩行:5〜10分
・整理運動と症状確認:3〜5分
合計20〜30分でも十分なスタートです。途中で頭痛が強くなれば、その日の運動は終了します。
運動で頭痛を起こしにくくする6つのポイント
1.ウォーミングアップを省かない
5〜10分かけて呼吸、関節運動、ゆっくりした歩行を行います。開始直後からダッシュや高重量種目を行わないようにします。
2.息を止めて踏ん張らない
動作中に呼吸を完全に止めないようにします。呼吸が乱れるほどの重さは下げ、自然に息を吐ける速度で動きます。
3.空腹と脱水を避ける
食事を抜いた状態や水分不足は、頭痛の誘因になる場合があります。本人の体調と医師の指示に合わせ、運動前後の食事と水分を整えます。
4.暑さとまぶしさへ配慮する
高温多湿の環境や強い照明が負担になる方もいます。室温、換気、照明を調整し、必要なら静かな環境で休めるようにします。
5.一度に複数の負荷を増やさない
時間、重量、セット数を同時に増やすと、何が頭痛のきっかけになったか分かりにくくなります。一つずつ少しずつ増やします。
6.運動後まで記録する
運動中に問題がなくても、数時間後や翌日に症状が出ることがあります。頭痛の強さ、持続時間、薬、水分、睡眠を記録し、次回の負荷調整に使います。
パーソナルトレーニングの頻度と期間
初心者は週1〜2回のパーソナルトレーニングから始め、別の日に短いウォーキングや自宅運動を行う方法があります。ただし、頭痛の頻度、治療、体力によって適切な回数は異なります。
最初の2〜4週間は、効果を急ぐよりも、どの強度なら頭痛を誘発せず続けられるかを確認します。その後、問題がなければ運動時間や種目を少しずつ増やします。
・1〜2週目:安全な強度と中止基準を知る
・3〜4週目:短い運動を生活に定着させる
・1〜3か月:全身の体力や筋力を段階的に高める
・3か月以降:頭痛の状況を見ながら習慣を維持する
頭痛が軽くなる時期を断定することはできません。頭痛の回数だけでなく、運動を不安なく行えるか、仕事後の疲れ、睡眠、日常活動も一緒に振り返ります。
頭痛日記に記録したい項目
頭痛日記は、医師の診断や治療、トレーニング内容の調整に役立ちます。紙やスマートフォンなど、続けやすい方法で記録します。
・頭痛が始まった日時と終わった日時
・痛む場所、強さ、痛み方
・吐き気、光・音への過敏、視覚症状
・睡眠時間と睡眠の質
・食事を抜いていないか、水分量
・月経や体調の変化
・運動の種類、時間、強度
・使用した薬と効果
・仕事や生活への影響
記録を使って自己診断するのではなく、診察時に医師へ見せてください。市販薬を使う日が多い場合も、隠さず記録します。
頭痛がある方の食事・水分・睡眠
食事を極端に抜かない
空腹が頭痛のきっかけになる方もいます。減量目的でパーソナルトレーニングを始める場合でも、食事を抜く方法は避け、必要なエネルギーと栄養を確保します。
水分をこまめに取る
運動前に大量に飲むのではなく、日中からこまめに水分を取ります。持病などで水分制限がある場合は、医師の指示に従ってください。
カフェインの変化を記録する
カフェインは摂取量やタイミング、急な中断によって頭痛と関連する場合があります。トレーナーの判断で一律に禁止せず、摂取状況を記録して必要なら医師へ相談します。
睡眠時間を大きく変えすぎない
睡眠不足だけでなく、休日の長い寝だめがきっかけになる方もいます。毎日完全に同じにする必要はありませんが、就寝・起床の大きな変動を減らします。
サプリメントを自己判断で増やさない
頭痛に良いと紹介されるサプリメントでも、薬との相互作用や持病への影響があります。使用前に医師や薬剤師へ確認してください。
頭痛改善目的の筋トレでよくある失敗
首を鍛えれば治ると考える
頭痛の原因は多様です。首に重りをかける、強い抵抗を加える方法は、症状を悪化させる可能性があります。首だけでなく、全身の体力と動作を整えます。
痛いほど揉む・伸ばす
強い刺激は一時的に気持ちよく感じても、痛みや不快感が増える場合があります。首の血管や神経に関わる問題をトレーナーが見分けることもできません。
発作中に汗をかけば治ると考える
片頭痛発作中は、身体活動で痛みが増えることがあります。汗をかくことを治療と考えず、休息と医師から指示された対処を優先します。
毎回限界まで追い込む
限界反復、高重量、息止めは必要ありません。頭痛がある方は特に、余裕を残し、運動後の変化まで確認します。
薬を自己判断で減らす
運動を始めても、処方薬を勝手に減量・中止してはいけません。薬の効果や副作用、使用頻度は医師や薬剤師へ相談します。
姿勢を一つの形に固定する
胸を張り続ける、あごを強く引くなど、正しい姿勢を保とうとして力むと、かえって首や肩が疲れます。理想の形を固定するより、こまめに姿勢を変えることを優先します。
24時間ジムとパーソナルジムの違い
24時間ジムは、自分の都合で通いやすく、費用を抑えやすいことがメリットです。一方、頭痛がある方は、当日の症状やフォームを自分で判断しなければなりません。
パーソナルジムは費用が高くなりますが、頭痛の状況を確認し、呼吸、力み、運動強度をその場で調整しやすい特徴があります。
・症状が安定し、自分で中止判断と負荷調整ができる:24時間ジムも選択肢
・運動初心者、運動で頭痛が出るのが不安:パーソナルジムが向きやすい
・新しい頭痛や悪化する頭痛がある:どちらのジムより先に医療機関
頭痛の方がパーソナルジムを選ぶポイント
・頭痛が治ると断言しない
・診断や薬の変更へ介入しない
・緊急受診が必要な症状を把握している
・発作時に延期や内容変更ができる
・高重量や首への強い刺激を強制しない
・頭痛日記や医師の指示をもとに負荷を調整する
・同じ担当者が経過を継続して見られる
・料金、キャンセル、休会の条件が明確である
安全なトレーナーは、分からない症状を運動で解決しようとせず、医療機関への相談を勧めます。体験時の話しやすさも確認してください。
体験トレーニングで聞きたい質問
・頭痛がある日のメニュー変更はできますか
・どのような症状があれば運動を中止しますか
・筋トレ中の息止めや首の力みをどう確認しますか
・運動で頭痛が出た場合はどう対応しますか
・医師から制限が出た場合に対応できますか
・首を強く揉む、ひねる施術は行いますか
・自宅運動はどのくらい提案されますか
・通院や発作による予約変更はできますか
「どんな頭痛でも改善できる」「薬をやめられる」といった回答がある場合は、慎重に判断しましょう。
IZURUの頭痛がある方へのサポート方針
IZURUは、神戸市東灘区、阪神御影駅から徒歩3分のパーソナルジムです。すべてのセッションをパーソナルジムIZURU代表/伊藤出が担当します。
運動初心者や体力に不安がある方には、呼吸と全身の緊張を確認し、筋肉をゆるめて身体を整えてから、軽い全身運動や筋力トレーニングへ進みます。
頭痛の原因を診断したり、医療行為として治療したりすることはできません。原因が分からない頭痛、危険な兆候、運動で悪化する頭痛がある場合は、セッションより医療機関への相談を優先します。
姿勢や肩こりを詳しく知りたい方は、姿勢改善とパーソナルトレーニングの記事、肩こり・腰痛とパーソナルトレーニングの記事も参考にしてください。本記事は、頭痛の安全確認と運動判断に焦点を当てています。
よくある質問
Q.肩こりからくる頭痛なら筋トレで治りますか?
肩こりと頭痛が同時にあっても、原因を自己判断できません。医療機関で危険な原因を除外したうえで、軽い全身運動や姿勢を変える習慣が役立つ場合はありますが、改善を保証するものではありません。
Q.頭痛がある日は筋トレを休むべきですか?
突然または普段と違う頭痛、強い片頭痛発作、神経症状、発熱がある日は休み、必要に応じて受診してください。診断済みで普段通りの軽い症状なら、医師の指示に従い、短い軽運動を選べる場合があります。
Q.筋トレ中に頭痛が出たらどうすればよいですか?
すぐに運動を中止します。突然強い痛み、しびれ、麻痺、意識や言葉の異常などがあれば、緊急受診を検討してください。初めての運動時頭痛は、痛みが引いても医療機関へ相談してから再開します。
Q.片頭痛があってもパーソナルトレーニングできますか?
発作がない日や症状が安定した日に、医師の許可を得て低強度から始められる場合があります。発作中は運動で痛みが増すことがあるため、無理に行いません。
Q.首をほぐしてもらえば頭痛は改善しますか?
一時的に楽に感じる場合はありますが、頭痛の治療効果は保証できません。強い圧迫や急なひねりは避け、原因不明の頭痛は先に受診してください。
Q.どのくらいの強度で運動すればよいですか?
会話ができ、数回の余裕を残せる強度から始めます。息を止める重さや、頭痛が増える強度は適切ではありません。医師から具体的な制限がある場合は、それを優先します。
Q.頭痛薬を飲んでいれば運動しても大丈夫ですか?
薬で痛みを隠して高強度運動を行うことは勧められません。薬の副作用や病状によって判断が異なるため、処方医や薬剤師へ運動時の注意を確認してください。
Q.頭痛には有酸素運動と筋トレのどちらがよいですか?
どちらか一方に決める必要はありません。診断と体調に合わせ、短いウォーキングと軽い筋力トレーニングを組み合わせます。運動で誘発される方は、医療機関での評価が先です。
Q.オンラインでも受けられますか?
症状が診断済みで安定し、安全な運動範囲が分かっている方は選択肢になります。ただし、画面越しでは顔色や細かな変化を把握しにくいため、原因不明・悪化中の頭痛には適しません。
Q.何回受ければ頭痛が改善しますか?
回数や期間は断定できません。運動は頭痛治療の代替ではなく、効果には個人差があります。まず2〜4週間、安全な強度と生活への取り入れ方を確認し、頭痛日記と医師の治療方針をもとに継続を判断します。
まとめ|頭痛の種類と安全性を確認してから運動を始める
頭痛のある方にとって、パーソナルトレーニングは、体力、運動習慣、呼吸、力み、姿勢の変え方を整える選択肢になります。マンツーマンなら、その日の症状に合わせて負荷を変更しやすいこともメリットです。
ただし、頭痛には運動で対処してはいけないものがあります。突然の激しい頭痛、しびれや麻痺、発熱、意識や言葉の異常を伴う場合は、トレーニングを行わず速やかに受診してください。
・原因不明、悪化中、運動で誘発される頭痛は先に受診する
・片頭痛発作中は無理に身体を動かさない
・発作がない日は低強度から段階的に始める
・首を強く揉む、急にひねる、高重量で息を止める方法を避ける
・頭痛日記で運動との関係を確認する
・運動は医療を置き換えず、改善を保証しない
頭痛を我慢して鍛えるのではなく、安全を確認しながら「今できる運動」を積み重ねることが大切です。
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参考情報
・日本頭痛学会「頭痛ガイドライン」
・日本神経学会「頭の痛み(頭痛)がおこったら」
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