IZURU代表 / 伊藤 出

IZURU代表 / 伊藤 出

パーソナルトレーナー歴13年。心理カウンセラー・アスリートフードマイスター。カラダとココロの悩みを“根本改善”する。3ヶ月-11.3cm脚やせ、9ヶ月-17kgのダイエット成功などの指導実績。日本ボクシングミニマム級1位・プロ野球選手・モデルなどの指導経歴。



ストレッチ後に筋肉痛が出る。これは好転反応ではなく、筋肉を強く伸ばしすぎ。適切な方法でストレッチができると、筋肉痛は出ません。

この記事では、

・効いてる証拠?ストレッチ後に筋肉痛になる原因
・筋肉痛になる方に行ってほしい3つのストレッチ方法

などを解説します。

 

効いてる証拠?ストレッチ後に筋肉痛になる原因

原因は、以下の通り。

かなり強く筋肉を伸ばす

1つ目は、

痛みを感じるぐらい強く筋肉を伸ばしている

ということ。

特に身体が硬い方が強く筋肉を伸ばすと、

・防衛反応が働いて、筋肉が収縮する
・さらに筋肉を伸ばそうとする
・筋トレのような刺激が加わる

その結果、翌日などに筋肉痛が出るんですね。

反動を活用しすぎる

2つ目は、

反動を活用してストレッチを行っている

ということ。

ストレッチ中に、弾むように反動をつける。この刺激は、一瞬筋肉に強く伸ばすようなストレスがかかります。この刺激によって筋肉痛が起こる可能性があるんですね。

無理なポージングで筋肉を伸ばしている

3つ目が、

無理なポージングで筋肉を伸ばしている

ということ。

例えば、以下のようなストレッチングをするとします。

脚を大きく前後に開いた方法

このポージングは後方の脚の付け根などは伸びますが、前ももは筋トレ状態で過度にストレスがかかります。おそらく翌日には、前もも辺りが筋肉痛が出るはず。

このように、

・かなり強く筋肉を伸ばす
・反動を活用しすぎる
・無理なポージングで筋肉を伸ばしている

などが原因で筋肉痛が起こり、重だるさが出ているはず。決して好転反応ではなく、やり方のまずさで筋肉痛が出ています。

では、どういうストレッチをすれば筋肉痛が出ないのでしょうか?

 

筋肉痛が起こる方に行ってほしいストレッチ方法①:伸ばそうとしない

まずおすすめなのが、

筋肉を伸ばそうとせず、自然なポージングでストレッチングを行う

という方法。早速、以下の方法を実践してみてください。

1、バンザイ+カエル足

1、仰向けになり、両膝を立てる
2、両腕をバンザイし、両膝は開く
3、30秒間深呼吸を繰り返す

2、腕を軽く開いて両膝倒し

1、仰向けになり、両膝を立てる
2、脇を軽く開き、両腕を地面に置く
3、両膝を片側へ倒し、体幹を心地よく捻る
4、左右各30秒間深呼吸を行う

3、両腕を真横に伸ばす

1、仰向けになり、脚を肩幅で伸ばす
2、両腕を真横に開いて伸ばす
3、30秒間深呼吸を行う

4、しゃがみ込んで壁にもたれる

1、脚を肩幅に開いて壁の前に立つ
2、しゃがみ込んで、壁にもたれる
3、身体を丸めて、30秒間深呼吸を行う

この方法だと過度に筋肉を引っ張っていませんので、筋肉痛が出ずに筋肉は緩んでいきます。

 

筋肉痛が起こる方に行ってほしいストレッチ方法②:小さな範囲で関節を動かす

続いておすすめなのが、

可動域を狭くし、気持ちよく動かし続ける

という方法。

頑張って大きく動かすと筋肉痛が発生します。小さく軽く動かせば、筋肉痛は発生しません。早速実践してみましょう。

1、肘を小さく曲げ伸ばし

1、仰向けになり、肘を90度に曲げる
2、手首をリラックスさせ、小さく肘を曲げ伸ばし
3、30秒間行う

2、肘を小さく内外に動かす

1、仰向けになり、肘を90度に曲げる
2、手首をリラックスさせ、小さく肘を内外に動かす
3、30秒間行う

3、両膝を小さく左右に動かす

1、仰向けになり、両膝を90度に曲げる
2、両膝を左右に小さく動かす
3、30秒間行う

4、股関節を小さく動かす

1、うつ伏せになり、脚を肩幅に開く
2、両膝を90度に曲げる
3、膝下を軽く開閉する
4、30秒間行う

5、膝を軽く曲げ伸ばし

1、うつ伏せになり、脚を肩幅に開く
2、膝を90度に曲げ、軽く曲げ伸ばしする
3、30秒間行う

より成果を実感したい方は、「各1~2分間」実践するとより筋肉が緩んで身体はスッキリします。

 

筋肉痛が起こる方に行ってほしいストレッチ方法③:重力を活用する

もう1つおすすめなのは、

重力を活用して筋肉をゆるめる

という方法。この方法が一番ゆるむ範囲が広く、成果を実感しやすいのでぜひ試してみてください。

1、四つ這いで頭をぶら下げる

1、四つ這いになり、首から頭をぶら下げる
2、リラックスした状態で30秒間キープする

2、肩から腕をぶら下げる

1、脚を前後に大きく開く
2、片手を前膝に置き、逆の腕は肩からぶら下げる
3、腕の重さを感じながら左右各30秒間キープする

3、腰から上半身をぶら下げる

1、脚を肩幅に開く
2、膝を伸ばし、お尻を後方に引く
3、腰から上半身をぶら下げる
4、肩から腕、首から頭もぶら下げる
5、30秒間キープ

ストレッチ後に筋肉痛が出る方は、こういう方法だと出ないのでぜひ参考に実践してみてください。

 

効いてる証拠?ストレッチ後に筋肉痛が起こる原因と3つの改善方法のまとめ

今回は、効いてる証拠?ストレッチ後に筋肉痛が出る原因と3つの改善方法について解説しました。

・ストレッチングで筋肉痛が起こるのは伸ばしすぎ
・筋肉は引っ張られると筋肉痛が出やすい
・無理なポージングをしても、筋肉痛が出てしまう
・自然に筋肉を伸ばすストレッチングがおすすめ
・重力を活用すると、広範囲の筋肉をゆるめられる

ストレッチだけに限らず、マッサージや整体などでも「好転反応」という言葉が使われがち。でも実際は、やり方のまずさで起こっているケースがほとんど。

適切なやり方で実践できれば、筋肉が緩んで心地良さしか感じません。今回の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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