野球選手がウォーミングアップなどでラダートレーニングを行うと、自分が持つ最大のスピードを発揮しやすくなります。ただ毎日行っていないと、スピードダウンして速く走れていない可能性も出てきます。
あくまでもラダートレーニングは、最大スピードの維持を目的に行います。そうすると、その後に行う練習や試合でスピードを発揮しやすくなります。
この記事では、
・野球選手向けのラダートレーニング8選
・ラダートレーニングの具体的なやり方
などをご紹介します。
今回の記事の内容
野球選手がラダートレーニングを行う効果

野球選手がラダートレーニングを行う効果は、以下の通り。
筋肉の最大収縮速度の維持
まず1つ目が、
筋肉の最大収縮速度の維持
です。わかりやすく言えば、自分が持っている脚の最大スピードを維持できる効果があります。
人間の筋肉は、毎日最大スピードで動かさないと維持できません。本来は100出るのに、最大スピードを題していないと70ぐらいしか発揮できなくなります。
ですので、自分が持つ最大スピードを維持するためにラダートレーニングを行います。
フットワークの向上
2つ目は、
フットワークの向上
です。ラダートレーニングでは、さまざまな種類のステップを踏みます。本来は速さのみを求めればOKですが、その中でも脚をいろんな形で動かすことでフットワークも向上します。
下半身を動かしやすくなる
3つ目は、
下半身を動かしやすくなる
ということ。ラダートレーニングを行うと、筋肉が最大収縮速度を経験。この後にダッシュなどを行うと、非常に動きやすくなります。ウォーミングアップの中でラダートレーニングを行うことで、その後に行う動きの反応などを高めることもできます。
ウォーミングアップの方法は「野球選手に行ってほしいウォーミングアップの5つのメニューや方法」でご紹介しています。
ラダートレーニングが効果ないと言われる理由

先ほど効果を解説しましたが、ラダートレーニングが効果ないと言われることもあります。その理由は、以下の通り。
目的が間違っている
よく言われるのが、
・敏捷性(アジリティ)能力が向上する
・野球がうまくなる
といったこと。これらはラダートレーニングの目的に合っておらず、そういった効果は見込めません。これらの効果を期待して実践すると、効果ないといった感想になるはず。それは当然です。
ラダートレーニングの目的と方法があっておらず、そういった相違から効果がないと感じることがあります。
最大スピードを発揮していない
先ほど効果のところでお伝えした通り、ラダートレーニングは最大スピードの維持。そのため、ラダートレーニングをするときには最大スピードを発揮する必要があります。
それなのに、ウォーミングアップの一環として何となくラダートレーニングを行う。こういうやり方では、ラダートレーニングから得られる効果を実感することは難しくなります。
「速く!」という声掛けをしている
これは注意点でもありますが、ラダートレーニングをするときに「速く!」という声掛けするのはNGです。「速く」と声をかけると、筋肉が緊張して最大スピードが発揮できません。
ラダートレーニングのときは、リラックスしながら行うこと。もし「速く」と声掛けをして行っている場合、あまり効果を実感できない可能性があります。
種目間の休息時間が短すぎる
これも注意点になりますが、ラダートレーニングの種目間の休息が短すぎる場合も問題です。息が上がった状態で続けると、これも最大スピードを発揮しづらくなります。
種目間はしっかりと時間を空ける。その上でラダートレーニングを実施する。もし息が上がるぐらい休息時間が短い場合も、本来得られる効果が得られていないかもしれません。
野球選手向けのラダートレーニング8選

野球選手がラダートレーニングに取り組む重要性は「俊敏性(クイックネス)とは?意味や7つのトレーニング方法を解説」でお伝えしているので、まずはこちらをご覧ください。その上で野球選手向けのラダートレーニングは、以下の通り。
①シングルラン
2、これを2本行う

②ダブルラン
2、これを2本行う

③サイドラン
2、これを2本行う

④バックラン
2、これを2本行う

⑤ジグザグラン
2、片脚は枠内、片脚は枠の外に出す
3、ジグザグにステップするように進む
4、これを2本行う

⑥キャリオカ
2、これを2本行う

⑦180度ジャンプ
2、脚を揃えて、180度捻りながら前に進む
3、これを2本行う

⑧開閉ジャンプ
2、両脚を開閉しながら前に進む
3、これを2本行う

よくある質問

ラダートレーニングに関するよくある質問は、以下の通り。
Q、小学生が行って意味がありますか?
もちろんあります。年齢に関係なく、ウォーミングアップでラダートレーニングを行うのはおすすめです。最大スピードを発揮しやすくなり、練習や試合で動きやすくなります。
Q、ラダートレーニングで敏捷性は向上しますか?
敏捷性は向上しません。ラダートレーニングでは、俊敏性が向上します。敏捷性と俊敏性は別の体力要素であり、それぞれ別のトレーニング方法なんですね。
・俊敏性=速さのみ
といった違いがあり、明確に分けて考える必要があります。「敏捷性(アジリティ)と俊敏性(クイックネス)の違いとは?本質を解説」で解説しているので、こちらもよかったら参考にご覧ください。
Q、ラダートレーニングをすると脚は速くなりますか?
残念ながら、脚は速くなりません。あくまでも今出せる最大スピードを維持するための方法です。脚を速くするためには、走り方の改善やその他のトレーニングが必要です。
Q、ラダートレーニングをするとうまくなりますか?
これも関係がありません。野球の技術を向上させるためには、練習が必要です。実際に打ったり投げたりすること。それに尽きます。
まとめ

今回は、野球選手に行ってほしいラダートレーニング10選をご紹介しました。
・自分が持つ最大スピードの維持に役立つ
・十分な休息時間を挟んで行う
目的に合ったトレーニング方法ができると、野球選手は今までと違うパフォーマンスを発揮できることがあります。試合で最大のパフォーマンスを発揮するために、ぜひラダートレーニングを習慣にしてみてください。今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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