腹筋をすると、尾てい骨が痛い。この悩みは「クッションを敷く」「腹筋のやり方を変える」などによって、脳に痛まないことをインプットすることが重要です。
この記事では、
・腹筋をすると尾てい骨が痛い原因
・腹筋をすると尾てい骨が痛いときの3つの改善方法
などを解説します。
今回の記事の内容
腹筋をすると尾てい骨が痛い原因
原因は、以下の通り。
脳が痛みをインプットした
まず考えられるのは、
尾てい骨が地面に当たって痛いと、脳がインプットした
ということ。地面に寝た状態で腹筋をすると、基本的に尾てい骨辺りは地面に当たってるんですね。
何かしらのタイミングで「痛いなぁ…」と1度感じると、その情報を脳がインプット。以後、腹筋をすると尾てい骨辺りに痛みを感じてしまうわけです。では、どういったタイミングで痛みを感じるのでしょうか?
お尻の脂肪や筋肉量が少ない
よく現場で見られるのは、
お尻の筋肉や脂肪が少ない
ということ。
細身でお尻に脂肪や筋肉が少ない場合、尾てい骨が地面に当たって痛みを感じやすくなります。逆に僕みたいにお尻の筋肉や脂肪が多い方は、クッション性に優れているので尾てい骨を感じにくい。
このように、お尻周辺の脂肪や筋肉量が少ないと尾てい骨に痛みを感じやすくなります。
自律神経のバランスが乱れている
もう1つ考えられるのは、
ストレスが多く溜まり、自律神経のバランスが崩れている
ということ。日頃からストレスが多いと交感神経が優位となり、興奮状態になるんですね。そうすると、
・血管の周径囲が細くなる
・低体温になる
・血流障害が発生する
こういったことが起こります。血管が細くなって血流障害が起こると、体内は血流を元に戻そうとして「プロスタグランジン」という物質の分泌量を増やすんですね。
この物質には痛みを強く感じさせる働きがあるため、普段何も感じていないことでも痛みを感じやすくなります。自律神経のバランスが乱れたタイミングで、尾てい骨に痛みを感じる可能性があります。
ではこういった原因で尾てい骨に痛みを感じた場合、どのように対応すればいいのでしょうか?
腹筋をすると尾てい骨が痛いときの改善方法①:クッションを活用する
まず実践してほしいのは、
お尻の下にクッションなどを敷いて腹筋を行う
ということ。これは実際に現場でも実践しますが、ほぼすべての方が尾てい骨に痛みを感じずに腹筋をすることができました。具体的な方法はいくつかあるので、何か1つを参考に実践してもらえればOKです。
1、お尻の下にタオルを敷く
一番簡単にできるのは、
お尻の下にタオルを敷いて腹筋をする
という方法。やり方は簡単で、タオルをこんな感じで折って用意します。
これを尾てい骨辺りに敷いて、腹筋の姿勢をとります。
あとはそのまま腹筋をしてもらうと、タオルがクッションの役割となって痛みを感じなくなります。薄いタオルは避けるようにしましょう。
2、バランスディスクを活用する
続いては、
バランスディスクに座って腹筋をする
という方法。「バランスディスク」というのは、これですね。
この上に座って腹筋をすると尾てい骨も気にならないですし、いろんなパターンで腹筋ができます。
バランスディスクを使った腹筋の方法は以下の記事で紹介しているので、よかったらこちらも参考にしてみてください。

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これと同じような方法が、以下ですね。
3、バランスボールで腹筋をする
続いては、
バランスボールを使って腹筋をする
という方法。「バランスボール」もバランスディスク同様、ゴム製なので座った状態で腹筋しても尾てい骨が痛みません。
ですので、もしバランスボールを持っている方は、これを活用すれば痛みを気にせず腹筋ができます。
腹筋をすると尾てい骨が痛いときの改善方法②:腹筋のやり方を変える
続いては、
尾てい骨が地面に触れないような形で腹筋を行う
という方法をご紹介します。
・ウエストを細くしたい
・下腹を引っ込めたい
・腹筋を割りたい
こういった目的を達成するには、別に仰向けで腹筋を行わなくても大丈夫なんですね。違う方法で腹筋を刺激すれば、十分お腹周りを引き締めることができます。
1、立ちながら3方向へ身体を丸める
1、脚を肩幅に開いて立つ
2、両手を耳に沿えておく
3、上半身をまっすぐ丸め、腹筋に力を入れる
4、身体を起こし、捻りながら身体を丸める
5、丸めた身体を起こし、逆方向へ身体を捻る
6、3方向へ身体を丸め、腹筋を刺激する
2、体側を縮める
1、脚を肩幅に開いて立つ
2、両手を太ももの外側に沿える
3、骨盤の位置を固定し、身体を真横に倒していく
4、体側を縮め、腹筋と背筋に力を入れる
5、逆方向へ身体を倒す
6、左右各20回行う
3、腕立ての姿勢から腰を持ち上げる
1、腕立て伏せの状態になる
2、へその真裏を天井方向へ持ち上げる
3、身体を丸め、腹筋に力を入れる
4、上げた身体を下げ、再度持ち上げる
5、10回行う
腹筋は、うつ伏せの状態で力を入れると最も大きな刺激を受けるんですね。
強めに腹筋を刺激したい方は、うつ伏せのやり方はかなり効果的。こんな感じで、尾てい骨が地面に触れないようにトレーニングを行うのも1つの方法です。
腹筋をすると尾てい骨が痛いときの改善方法③:自律神経のバランスを整える
そしてもう1つ行ってほしいのは、
乱れている自律神経のバランスを整える
ということ。これは尾てい骨に痛みを感じている方だけでなく、健康を維持したい方などにも実践してほしいことです。
具体的な自律神経のバランスを整える方法は以下の動画で解説しているので、よかったらこちらを参考にしてみてください。
腹筋をすると尾てい骨が痛い原因と3つの改善方法のまとめ
今回は、腹筋をすると尾てい骨が痛い原因と3つの改善方法について解説しました。
・腹筋時に尾てい骨が痛むのは、脳が痛みをインプットしたから
・お尻の筋肉や脂肪が少ないと、尾てい骨に痛みを感じやすい
・自律神経のバランスが乱れていても、痛みを感じやすい
・改善するためには、お尻の下にクッションを敷いて腹筋を行う
・もしくは腹筋のやり方を変える
・自律神経のバランスを整えると、痛みを感じにくくなる
せっかく頑張って腹筋しようとしているのに、思ったようにできないと困りますよね。ただ上記で解説した通り、適切な方法で実践できれば尾てい骨の痛みを感じないですし、それを続けると脳が痛みを忘れます。
そうすれば地面で腹筋をしても問題なくなるので、ぜひ上記を参考にやってみてください。今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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