壁立ちって間違い？反り腰の方ほど避けてほしい理由

壁立ち＝姿勢が良くなる。このように言われますが、身体の構造を考えると壁立ちはおすすめできません。反り腰や腰痛、ぽっこりお腹の原因になる可能性があります。

この記事では、

・壁立ちって間違い？反り腰の方ほど避けてほしい理由
・自然な立ち方の習得方法

などを解説します。

 

壁立ちって間違い？反り腰の方ほど避けてほしい理由

その理由は、以下の通り。

壁立ちとは

「壁立ち」とは、文字通り壁に沿うような立ち方のこと。

壁立ちの際、

・後頭部
・肩甲骨
・お尻
・踵

の4点を壁につけて立ちます。実は、この4点を壁につけることが不自然なんですね。

４点を壁につけることは身体の構造上不自然

例えばお尻。画像で見ると後方に膨らみがあり、後頭部や踵よりも後ろ側に出ています。

お尻を壁につけると、本来以下の姿勢になるのが自然なはず。

これを無視して4点を壁につけると、

・肩甲骨が過度に寄ってしまう
・へそを突き出すように、腰が反ってしまう
・体重がつま先にかかり、太ももの前側の張りにつながる

こういった姿勢の変化が起こり、自然な立ち方から大きく外れます。立ち方を比べると、壁立ちをした方が窮屈。

反り腰の方が壁立ちを意識して立つと、より反り腰になってしまう。そして、腰痛になる可能性も高くなります。ですので、壁立ちはおすすめできないんですね。

壁立ちでふくらはぎは壁につかない

壁立ちの際、ふくらはぎが壁につかないといった声もあります。お尻が後方に膨らんでいることを考えると、ふくらはぎが壁につかないのは当然です。改めて、以下の画像をご覧ください。

お尻の膨らみがあれば、必ず壁とふくらはぎの間には隙間ができます。ですので、ふくらはぎが壁につかないのは当然です。

壁立ちは身体の問題につながる可能性

現在、

・肩こりや首こり
・腰の張りや腰痛
・太ももの前側の張りや膝の痛み

こういった症状に悩んでいる方は、壁立ちをしていることが根本的な原因かもしれません。壁立ちの姿勢を部分的に見ていくと、以下のような箇所にストレスがかかります。

この状態で日頃過ごしていれば、時間の経過とともに全身の「痛み」「不調」などが発生します。もし壁立ちを習慣的に行っていた方は、やめれば身体の悩みがすぐに改善する方も多いはず。

では具体的に、どのような立ち方をすればいいのでしょうか？

 

壁立ちを実践していた方にしてほしい立ち方を改善する４ステップ

実践してほしい立ち方は、

踝の真下に体重を乗せた、骨で立つような立ち方

です。

こういう立ち方ができると、体にかかるストレスが最小限となり、楽に立てて身体もスッキリしてきます。

立ち方の改善手順は、

１、椅子に座って、骨盤を適度に立てる
２、体をお辞儀させる
３、踝の真下に体重を乗せる
４、まっすぐ立ち上がる

この４ステップ。

具体的な方法は以下の記事で紹介しているので、立ち方を改善したい方はこちらを参考にしてみてください。

これができると、今抱える体の悩みを根本改善することにつながりますからね。

 

壁立ちって間違い？反り腰の方ほど避けてほしい理由のまとめ

今回は、壁立ちって間違い？反り腰の方ほど避けてほしい理由について解説しました。

・壁立ちは、基本的に4点を壁につける立ち方
・壁立ちをすると、体の構造上不自然な立ち方になる
・腰痛や反り腰、前ももなどの張りにつながる
・自然な立ち方を実践するためには、壁立ちをやめること

壁立ちをしても体の悩みが改善できなかった方は、ぜひこの機会に立ち方を変えてみてください。そうすると、今までとは違った楽さやスッキリ感を実感できるはず。

今回の内容が、少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました！