【徹底解説】おしりから太ももが太い原因と下半身痩せする６つの方法

現場でも多く相談される「おしりから太ももが太い」という悩み。改善するには「脚の関節を整える」「むくみ改善」「脂肪を減らす」などが必要。何より必要なのが「根本原因を取り除くこと」です。

この記事では、

・おしりから太ももが太い原因
・おしりから太もも痩せする6つの方法

などを解説します。

 

おしりから太ももが太い原因

原因は、以下の通り。

おしりから太ももの筋肉が張っている

1つ目の原因は、

おしりから太ももの筋肉がパンパンに張っている

ということ。おしりから太ももの筋肉が硬くなると、

・周辺の血流、リンパ液の循環が悪くなる
・おしりから太もものむくみがひどくなる

その結果、おしりから太ももが太くなるんですね。おしりから太ももが硬くなる原因は、以下の通り。

長時間座業をしている

よくある原因は、

長時間デスクワークをしている

ということ。人間の自然な状態は、立った姿勢です。

この状態を維持できれば、本来おしりから太ももは柔らかいはず。ただ日頃から丸まって長時間座る。そうすると、身体は部分的に伸びたり縮んだりするわけです。

この状態では各部位にストレスがかかり、

・筋肉が徐々に硬くなる
・弾力を失って内圧が高まる
・血流やリンパ液の循環が悪くなる
・むくみがひどくなる

といった結果を招きます。上記の場合、下半身だけではなく上半身やお腹なども太くなるんですね。

股関節が自然な状態から捻じれている

2つ目の原因は、

股関節が自然な状態から捻じれている

ということ。股関節が捻じれると、

●お尻の脂肪が外もも方向に引っ張られる
→外ももが張ったり、お尻の下側がたるむ
●前ももの脂肪が内もも方向に引っ張られる
→内もものたるみがひどくなる

こういった変化が出ます。

現場でクライアントさんの身体を見ても、おしりから太ももが太いと悩む方の大半は脚の関節が捻じれています。外ももの張りで悩んでいる方は、以下の記事も参考にご覧ください。

股関節が捻じれると周辺でむくみがひどくなる

3つ目の原因は、

股関節が捻じれておしりから太もも周辺のむくみがひどくなる

ということ。股関節が捻じれると、必ず周辺の組織（血管・リンパ管）も捻じれます。水が通るホースと同じで、捻じれると中を通る液体の流れは悪くなります。

その結果、むくみがひどくなるんですね。さらに、むくみが長期間続く部位ほど皮下脂肪がつきやすい傾向にあるそうです。ですので、脂肪の蓄積によっても太くなる可能性もあります。

その他に考えられること

その他の原因は、以下の通り。

・食べ過ぎで脂肪量が多い
・歩き方のまずく脚の筋肉が張っている
・筋トレのやり方がまずくて筋肉が太い
・自律神経が乱れて基礎代謝が極端に低い

個人によって大きく変わりますが、まず改善すべきなのは「脚の捻じれ」「筋肉の張り」「むくみ」など。これらが改善できると、十分下半身痩せは可能です。

その上で、「ダイエット（脂肪を減らす）」「姿勢や歩き方の改善」の流れができると、より下半身痩せすることができます。

 

おしりから太ももが太い方向けの方法①：脚の筋肉を緩める

まず最初は、

・おしりから太ももの筋肉を緩める
・むくみを徹底して改善する

などを行います。

１、肩を落としてしゃがむスクワット

１、脚を骨盤に開き、つま先も軽く開く
２、体重を踝真下に乗せる
３、肩を軽くすくめて、落とすと同時に浅くしゃがむ
４、立ち上がりつつ、肩をすくめて再度しゃがむ
５、これを30回3セット行う

２、脚を左右に転がす

１、脚を肩幅に伸ばして地面に座る
２、両手は身体の方向につく
３、脚を左右に軽く1分間転がす

３、肩を落として３回弾むスクワット

１、脚を骨盤幅に開き、つま先も軽く開く
２、体重を踝真下に乗せる
３、肩を軽くすくめて、落とすと同時に浅くしゃがむ
４、３回弾んで立ち上がり、肩をすくめて再度しゃがむ
５、これを10回3セット行う

４、うつ伏せで軽く膝を曲げる

１、うつ伏せになり、脚を肩幅で伸ばす
２、両膝を90度に曲げる
３、膝を交互に軽く1分間曲げる

これらのエクササイズが、中間位・中間姿勢という前後左右の緊張感が整った状態で行えるとおしりから太ももは柔らかく細くなります。

 

おしりから太ももが太い方向けの方法②：筋肉を緩めて脚を整える

続いて行うのは、

脚の筋肉を心地よく動かして、脚の関節を整える

ということ。これは、1番実践前後の変化がわかりやすいと思います。以下の動画をぜひ実践してみてください。

実践後に1度その場に立ってみると、以下の箇所に体重が乗るのがわかると思います。

「足裏全体」で体重を支える感覚が出ていれば、うまく脚の関節を整えられてますね。

 

おしりから太ももが太い方向けの方法③：全身のむくみを改善する

続いては、

脚のむくみをさらに改善する

ことを行います。むくみ改善ができるリンパケアの方法は、以下の動画でご紹介してます。

基本的にここまでの流れで、十分おしりから太ももは細くなります。ただ本気で理想の美脚に近づきたい方は、以下の方法なども行いましょう。

 

おしりから太ももが太い方向けの方法④：トレーニングで脚の筋肉を引き締める

続いては、おしりから太ももの筋肉を引き締めるトレーニングを行います。トレーニング時のポイントは、

過度に筋肉が張らないように、スムーズな動作で行うこと

です。以下の方法を週2～3回の頻度で行うと、よりおしりから太ももは引き締まっていきます。

１、バンザイスクワット

１、脚を骨盤幅に開き、つま先も軽く開く
２、体重を踝真下に乗せる
３、両腕をバンザイする
４、腕を肩の前に落とすと同時にしゃがむ
５、立ち上がりつつバンザイし、再度しゃがむ
６、これを30回3セット行う

２、膝を交互に曲げる

１、脚をグー1つ分の足幅で立つ
２、膝を交互に軽く1分間曲げる

３、バンザイスクワット＋３回弾む

１、脚を骨盤幅に開き、つま先も軽く開く
２、体重を踝真下に乗せる
３、両腕をバンザイする
４、腕を肩の前に落とすと同時にしゃがむ
５、3回弾んで立ち上がり、バンザイして再度しゃがむ
６、これを10回3セット行う

４、膝を交互に曲げる

１、脚をグー1つ分の足幅で立つ
２、膝を交互に軽く1分間曲げる

YouTubeでは「整える」「脚のトレーニング」などを合わせた方法をご紹介しています。こちらもよかったら参考にご覧ください。

 

おしりから太ももが太い方向けの方法⑤：姿勢や歩き方を自然に直す

おしりから太ももが太くなる主な原因は、

日頃の姿勢や歩き方のまずさ

です。

・座り方
・立ち方
・歩き方

などが自然になれば、根本的におしりから太ももを細くできます。おしりから太ももが太いと悩む方は、以下の記事を参考に姿勢や歩き方を改善しましょう。

座り方の改善方法

座り方で避けてほしいのは、

・両膝を内側に倒す
・片側だけ脚を組む

などで、これらを続けてしまうとおしりから太ももは太いまま。以下の記事でお伝えしている座り方に改善することで、根本的におしりから太ももを引き締められます。

立ち方の改善方法

立ち方で避けてほしいのは、

・つま先を内側に向けて立つ
・足の内側に体重を乗せる

など。これらも股関節が捻じれる原因であり、立ち方を改善しない限りおしりから太ももは太いまま。以下の記事で立ち方の改善方法をお伝えしてるので、参考にご覧ください。

歩き方の改善方法

歩き方で避けてほしいのは、

・内股状態で歩く
・脚を前に出すように歩く

など。重心位置を高め、その重心を前に運ぶように歩く。これだけで脚が軽くなり、股関節が捻じれにくい歩き方ができます。以下の記事で詳しく解説します。

ここまでのことができれば、ほとんどの方はおしりから太ももは細くなります。ただそれでもまだ太さを感じる方は脂肪量が多いので、ダイエットなどで脂肪を減らしましょう。

 

おしりから太ももが太い方向けの方法⑥：ダイエットなどで脂肪を減らす

ダイエットの基本は食事の調節。基本的なことは、以下の記事をご覧ください。

ダイエットの始め方

これからダイエットを始める方は、

・現在の食事量、運動量の把握
・基礎知識の理解
・1日の食事量の計画

などをすることが必要です。いきなりダイエットを始めてもうまくいかないので、以下の記事を参考にダイエットを始めてみてください。

有酸素運動で脂肪を減らす

食事制限と共に、有酸素運動も脂肪を減らすうえで重要です。また血糖値の調節にも役立ちます。室内でもできる方法なので、以下を参考に実践してみてください。

ここまでお伝えした流れを現場でも実践して、

・3ヶ月で太ももが-11cm
・6ヶ月で太ももの付け根が-9cm

など脚やせに成功した方もいるので、ぜひ本気の方は実践してほしいなと思います。

 

おしりから太ももが太い原因と下半身痩せする６つの方法のまとめ

今回は、おしりから太ももが太い原因と下半身痩せする6つの方法を解説しました。

・おしりから太ももが太い原因は複数ある
・筋肉の張り、むくみ、関節の捻じれなど
・日頃の姿勢の癖も脚が太くなる原因の1つ
・おしりから太もも痩せするためには、まず筋肉を緩めること
・むくみを改善して、トレーニングも行う
・脂肪が多い場合は、ダイエットや有酸素運動を行う
・こういった一連の流れで、下半身痩せすることができる

おしりから太ももが細くなると、特に女性はパンツの履きやすさ、おしゃれの幅が広がることに喜ばれていますね。遺伝で変わらないこともないですし、適切な努力を行うだけ。

本当に下半身は変えることができるので、ぜひ毎日やるべきことを積み重ねてほしいですね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました！