身体が硬くて前屈ができない。この悩みは「楽な姿勢で2分間前屈する」ことで改善が可能です。前屈するためには、前屈をする。このシンプルな考え方が重要です。
この記事では、
・どこが硬い?前屈ができない原因
・前屈できないデメリット
・前屈をする2つの方法
などを解説します。
今回の記事の内容
どこが硬い?前屈ができない原因
前屈できないとき、主に以下の4つの筋肉が硬くなっています。
①ハムストリングが硬い
1つ目が、
太もも裏のハムストリングス
です。
例えば日頃、
・長時間椅子に座っている
・膝が曲がって歩く
・全く運動していない
などの癖がある場合、ハムストリングスが硬くなりやすいんですね。特に前屈しようとして膝が曲がる方は、この筋肉が硬くなっています。
②腰や背中の筋肉が硬い
2つ目は、
腰や背中にある脊柱起立筋
です。
この筋肉は、
・長時間、立ったり歩いている
・胸を張って椅子に座る
・反り腰が癖づいている
・重い荷物を運んでいる
などに該当する場合、硬くなりやすいです。すると背中の丸まりづらくなり、前屈しづらくなるんですね。
③大殿筋(お尻の筋肉が)が硬い
3つ目は、
大殿筋と言われるお尻の筋肉
です。
この筋肉も、
・長時間椅子に座っている
・膝が曲がって歩く
・全く運動していない
などによって硬くなります。
④腸腰筋が硬い
4つ目は、
腸腰筋
です。
この筋肉は、
・長時間椅子に座っている
・反り腰で座る&立つ
・脚を前に出すように歩く
・地面に座る時間が長い
などによって非常に硬くなります。骨盤を前傾させるさせる作用があり、腸腰筋が硬くなると体を丸めづらくなるんですね。その結果、前屈しづらくなります。
では、こういった筋肉が硬くなって前屈ができないとどのようなデメリットがあるのでしょうか?
前屈できないデメリット
デメリットは、以下の通り。
腰痛が起こりやすくなる
まず考えられるのが、
腰痛が起こりやすくなる
ということ。腰や腸腰筋が硬くなると、過度に反り腰になります。すると腰への負担が増し、腰痛が出やすくなります。腰周りの筋肉が緩んで前屈できるようになれば、腰痛も改善しやすくなります。

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もも裏を痛めやすい
続いては、
もも裏を痛めやすい
ということ。前屈できない方は、もも裏の筋肉が非常に硬い。躓いたり、転びそうになって脚を踏み出す。一瞬大きな衝撃が加わると、もも裏を痛めやすいんですね。身体を痛めないためにも、最低限の柔軟性を確保しておくことが重要です。

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肩こりや頭痛になりやすい
一見関係なさそうですが、
肩こりや頭痛が起こりやすくなる
ということ。前屈できないと、身体の背面が硬い状態。全身は筋膜でつながっており、頭・首・肩なども硬くなります。その結果、血流が悪くなって肩こりや頭痛が起こりやすくなります。

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姿勢が崩れる
続いては、
姿勢が崩れる
ということ。前屈できないと、全身の筋バランスが崩れている状態。特に背中側の緊張が強いと、「胸を張る」「反り腰」「体を反る」など姿勢が崩れます。姿勢が崩れることで、腰痛や肩こりなどの発生率も高まります。
便秘やガスが溜まりやすい
続いては、
便秘やガスが溜まりやすくなる
ということ。筋肉と内臓はつながっており、身体の背面が緊張すると腸などにも悪影響。適切に働かず、便秘やガスが溜まる可能性がります。こういう方は、筋肉をゆるめて前屈できるようになれば便秘などは改善します。

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前屈ができるようになるメリット
前屈ができるようになるメリットは、以下の通り。
腰痛が改善する
1番感じやすいメリットは、
腰痛や腰の張りが改善する
ということ。前屈が柔らかくなると、腰への負担が軽減します。その結果、腰痛や腰の張りも改善します。
ケガの予防になる
続いては、
ケガの予防になる
ということ。筋肉が柔らかい状態だと体も動かしやすく、ケガのリスクも最小限に抑えられます。特に日頃ランニングやスポーツをされる方は、前屈がある程度できることは大きなメリットです。
不調の軽減につながる
前屈ができるようになると、
頭痛や肩こりなど不調の軽減につながる
んですね。どうしても身体の背面が緊張すると、頭痛や肩こりは起きやすい。逆に前屈をして背面が緩むことで、血流が良くなって老廃物が代謝することで不調の軽減につながります。
行動意欲が湧きやすい
もう1つは、
行動意欲が湧きやすい
ということ。柔軟性が改善すると、身体も軽くなって動かしやすくなる。人間の身心はつながっており、動きやすくなると行動意欲も湧く。身体が硬いと意欲もわきづらいので、こういった精神面にもプラスに働きます。
では具体的に、どうすれば前屈できるようになるのでしょうか?
前屈ができるようになる方法①:お腹や腰を軽く力ませる
まず行ってほしいのは、以下の4つの方法。これを行うだけで、前屈がしやすくなります。
1、へそを突き出して背筋に力を入れる
1、両脚を伸ばし、両手を身体の後方につく
2、身体を少し後方に倒し、へそを突き出して背中を反らす
3、10秒間3割ぐらいの力で背中に力を入れる
4、3回行う
2、背中を丸めてお腹に力を入れる
1、地面に座り、両脚を伸ばす
2、膝を軽く曲げ、身体を軽く丸める
3、その状態で、10秒間軽く腹筋に力を入れる
4、3回行う
3、両脚を伸ばして前ももに力を入れる
1、地面に座り、両脚を伸ばす
2、両手を身体の後方につく
3、膝をグッと伸ばし、前ももに力を入れる
4、3割ぐらいの力で、10秒間力む
5、3回行う
4、踵で地面を押してもも裏に力を入れる
1、地面に座り、両膝を軽く曲げる
2、両手を身体の後方につく
3、踵で地面を押し、もも裏に力を入れる
4、3割ぐらいの力で、10秒間力む
5、3回行う
この4つを実践するだけで、いつもより前屈できると思います。ただ根本的に前屈できるように、以下の方法も合わせて行いましょう。
前屈ができるようになる方法②:筋膜を緩める
ここからは、前屈に関わる筋膜を緩める方法をご紹介します。
1、長座で前屈をする
1、地面に座り、脚を腰幅に開く
2、身体を前屈させ、心地よく感じるところでキープ
3、その状態で深呼吸を繰り返し、2分以上伸ばし続ける
2、お尻の位置を上げて長座で前屈をする
1、地面に台などを置き、その上に座る
2、脚を腰幅に開く
3、身体を前屈させ、心地よく感じるところでキープ
4、その状態で深呼吸を繰り返し、2分以上伸ばし続ける
本気で柔らかくしたい方は、「バランスディスク」などに座って5分間し続けてみてください。
すると、1回でも明らかにお辞儀の角度が深まるはず。お風呂上りに行うのが、特に効果的です。
どこが硬い?前屈ができない原因と前屈する2つの方法のまとめ
今回は、どこが硬い?前屈ができない原因と前屈する2つの方法について解説しました。
・前屈できないのは、主に腰やもも裏の筋肉が硬い
・筋膜が硬くなると、より前屈がしづらくなる
・腰やもも裏を力ませると、ある程度前屈しやすくなる
・その後に、筋膜を緩めるように前屈を行う
・すると、1日でも前屈ができるようになる
人間の身体は不思議。前屈ができないと思っていても、適切なことができれば1日でも変わります。筋膜を毎日緩めると少しずつ前屈の角度が広がり、1週間続けるとかなり前屈できます。とにかく気持ちよく行うのがポイント。
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