筋トレをすると、腹筋の上側だけ割れる。下側が割れない。この悩みを改善するには「下腹のむくみを改善する」「腹筋のやり方を変える」「脂肪を落とす」などが重要です。
この記事では、
・女性向け!腹筋の上だけしか割れない原因
・上だけじゃない!女性に行ってほしい腹筋の下側も割る5つの方法
などを解説します。
今回の記事の内容
女性向け!腹筋の上だけしか割れない原因

原因は、以下の通り。
腹筋の下側にあまり刺激が加わっていない
1つ目の原因は、
腹筋の下側に刺激が加わっていない
ということ。例えば日頃行っているメニューが、
・シットアップ
・クランチ
・ローテーション
・プランク
など上半身を起こしたり捻ったりする種目のみの場合、腹筋の下側に刺激があまり加わりません。その結果、腹筋の上側は割れるけど下腹はぽっこり出ることがあるんですね。
下腹を突き出すような立ち方
2つ目の原因は、
下腹を突き出すような立ち方
です。ちらをご覧ください。

崩れた姿勢の方が下腹が出ていますよね。この場合、下腹部の筋肉がストレスを受けて硬くなります。すると、周辺にリンパ液が滞ってむくみます。これだと下腹は割れて見えません。
むくみが長く続くと脂肪も多くなる
3つ目の原因は、
脂肪の多さ
です。これは「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」などだけではなく、むくみが長期間続くことも問題。近年の研究から「長期間むくむ部位ほど、皮下脂肪がつきやすい可能性がある」ということがわかりつつあるんですね。
むくみ=リンパ液の滞りですが、このリンパ液の中には脂肪も多く含まれます。
・下腹部にリンパ液が滞ってむくむ
・リンパ液の中には脂肪が含まれている
・下腹部に長期間とどまる
・皮下脂肪がつきやすくなる
この流れによって、下腹だけ割れない可能性があります。
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脂肪が下腹方向へ下がっている
4つ目の原因は、
脂肪が下腹部方向へ下がっている
ということ。改めて姿勢の比較をご覧ください。

崩れた姿勢の方が、下腹が出ています。身体が縦に崩れて重心が下がると、本来お腹の真ん中にある脂肪分が下腹部方向へ移動するんですね。

その結果、下腹が割れない可能性があります。
便秘やガスが発生する
5つ目の原因は、
便秘やガスが発生する
ということ。下腹部の筋肉が硬くなると、
・腸の働きが悪くなる
・便秘やガスが発生する
・その結果、下腹がぽっこり出る
ということが起こります。その結果、下腹だけが割れないことがあります。
では、こういった原因で腹筋の上だけしか割れない場合、どうすれば下側も腹筋を割ることができるのでしょうか?
上だけしか割れない女性必見!腹筋の下側も割る方法①:下腹部周辺の筋肉を緩める

まず行ってほしいのは、
全身の筋肉を緩めて、自然体に直す
ということ。今回は、バランスボールで整える方法をご紹介します。
①楕円形のバランスボールに仰向けになる
1、バランスボールの先端に座り、仰向けになる
2、両脚を肩幅で伸ばし、両手をバンザイさせる
3、この状態で2分間キープする

②楕円形のバランスボールで体側を伸ばす
1、バランスボールに横向けで寝る
2、両脚を伸ばして、肩幅ぐらいに開く
3、腕を頭上に上げ、体側を伸ばす
4、この状態で左右各2分間キープする

③楕円形のバランスボールで下腹部を伸ばす
1、バランスボールを横に向け、仰向けになる
2、下腹部を伸ばすようにし、両脚を伸ばしてバランスをとる
3、この状態で2分間キープする

Youtubeで別の方法もご紹介しているので、よかったらご覧ください。
こういった方法などでお腹周りの筋肉をゆるめられると、次はむくみの改善に入っていきます。
上だけしか割れない女性必見!腹筋の下側も割る方法②:下腹部のむくみを改善する

続いては、以下の方法で下腹部あたりのむくみを改善しましょう。
①下腹部を手で挟んで離す
1、仰向けになり、両膝を立てる
2、両手で下腹部を挟み、一気に離す
3、これを1分間繰り返す
②下腹部をグーっと圧迫する
1、仰向けになり、両膝を立てる
2、片手で握りこぶしを作り、下腹部に沿える
3、逆の手で拳を押し込み、下腹部を圧迫する
4、鼓動が聞こえたら、一気に圧を抜く
5、これを1分間繰り返す
③下腹部を軽く上下に揺らす
1、仰向けになり、両膝を立てる
2、下腹部に両手を沿え、軽くお腹を押す
3、この状態で上方に向かってお腹を揺らす
4、これを1分間繰り返す
もし1分で下腹部の硬さが改善しなければ、時間を伸ばしてみてください。これだけで、下腹は引っ込んでいきます。
こうやってむくみを改善すると、筋肉がしっかりついている方は下腹も割れてくるはず。もし刺激が足りない方は、以下の方法などで下腹のトレーニングを行いましょう。
上だけしか割れない女性必見!腹筋の下側も割る方法③:腹筋下部の筋トレを追加する

もし日頃行う筋トレが、
・シットアップ
・クランチ
・ローテーション
・プランク
などであれば、下腹部を刺激するメニューを追加しましょう。
①レッグレイズ
1、仰向けになり、両膝を曲げる
2、身体の横辺りに両手を置く
3、両膝を胸に引き寄せ、軽く骨盤を浮かせる
4、下腹部に力を入れ、両足を地面に下ろす
5、これを限界までを3セット行う
②ウエストリフト
1、腕立て伏せの状態になり、両脚を伸ばす
2、へその真裏辺りを天井に突き上げ、身体を丸める
3、腕立て伏せの状態に身体を下げ、再度持ち上げる
4、これを限界まで3セット行う
この2種目を毎日行えば、次第に下腹部が割れてきます。その他の方法はYoutubeで紹介しているので、よかったらこちらも実践してみてください。
上だけしか割れない女性必見!腹筋の下側も割る方法④:立ち方を改善する

さらに行いたいのは、「座り方」や「立ち方」の改善。根本改善のためには必須なので、以下の記事を参考に改善しましょう。
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もしここまでの流れでまだ下側が割れない方は、ダイエットなどで脂肪を減らしましょう。
上だけしか割れない女性必見!腹筋の下側も割る方法⑤:ダイエット&有酸素運動を行う

ダイエットをこれから始める場合、ポイントなどは以下の通り。
ダイエットの始め方
ダイエットを始める際は、いきなり食事を減らすのはNG。まずは現状の分析を行い、適切な計画を立てます。とはいえ、そこまで難しく考える必要もありません。以下の記事でダイエットの始め方を解説しています。
ダイエットの始め方はシンプル。「現状を把握する」「食事量を減らす」「活動量を増やす」この3つができれば、ダイエットはうまくいきます。難しいことは一切不要です。 この記事では、 ・ダイエットを始める前に行っておきたいこと ・ダイエットの始め方!初心者でもうまくいく4つの手順 などを解説しま...
有酸素運動などを行う
食事の調節とあわせて、有酸素運動で脂肪燃焼しましょう。おすすめの方法はYoutubeで紹介してるので、良かったら実践してみてください。
ここまでお伝えした一連の流れができると、確実に下腹は変わっていきます。できることからやってみてくださいね。
【女性向け】腹筋の上側だけ割れる原因と下側も割る5つの方法のまとめ

今回は、女性向け!腹筋の上側だけ割れる原因と下側も割る5つの方法を解説しました。
・腹筋の下側が割れないのは、筋トレの内容に問題がある
・その他には、下腹部の張りやむくみが関係
・日頃の立ち方のまずさは、下腹部が割れない原因になる
・改善するためには、まず下腹部の張りやむくみを改善すること
・その上で、腹直筋下部を刺激するような腹筋を行う
・根本改善のためには、立ち方やダイエットも重要
意外とさまざまな原因がある下腹が割れないという悩み。ただ適切なことができると、納得のいくカッコイイ腹筋になれます。ぜひできることから実践してみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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