太ももに隙間がないし、くっつくし気持ち悪い。この悩みを改善するためには、「股関節の捻じれの改善」「鼠径部のリンパ節のつまりを改善する」などが必要です。
この記事では、
・くっつくし気持ち悪い!太ももに隙間がない原因
・太ももに隙間を作る5つの方法
などを解説します。
今回の記事の内容
くっつくし気持ち悪い!太ももに隙間がない原因

原因は、以下の通り。
全体的な脂肪量が多い
まず問題なのが、
全体的な脂肪量が多すぎる
ということ。本来適度な脂肪量であれば、内ももの隙間がなくなることはありません。ただ内もも(全身)の脂肪量が多ければ、その分太ももの隙間が狭くなります。左右の太ももがくっついたり、歩くたびに擦れる方もいるはず。
股関節が内側方向へ捻じれている
上記でお伝えした脂肪量の問題とあわせて、
股関節が内側方向に捻じれている
ということも原因の1つ。「膝上(横)にお肉が乗る原因と落とす5つの方法」でも触れましたが、股関節が内側方向に捻じれると脂肪が太ももの内側方向へ引っ張られます。イメージ的には、股関節が自然な状態だと手の位置に脂肪があるとします。

股関節が内側に捻じれると、自然な位置から内もも方向に脂肪が移動します。

すると内もも付近の脂肪量が多くなり、太ももの隙間がなくなったり狭くなるんですね。また股関節が捻じれるのは、日頃の姿勢や歩き方などの不自然さが問題になっている可能性があります。
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内ももあたりでリンパ液が滞っている
3つ目の原因は、
内もも周辺でリンパ液が滞っている
ということ。股関節が捻じれると、
・筋肉
・血管
・リンパ管
なども捻じれ、体液の循環が悪化。その結果、内もも周辺でリンパ液が滞ってむくみがひどくなります。このむくみによっても、太ももの隙間はなくなるんですね。
ではこういった原因で太ももの隙間がなくなった場合、どうすれば内ももに隙間を作ることができるのでしょうか?
くっつくし気持ち悪い方必見!太ももに隙間を作る方法①:股関節を整える

まず最初に行ってほしいのは、
全身を整えたり、股関節の捻じれを改善すること
です。全身を整えたり股関節の捻じれを改善するには、全身の筋肉を緩めることが必要なんですね。筋肉を緩めると、
・移動していた脂肪が本来の位置に戻る
・むくみが改善する
・循環が改善し、代謝効率が良くなる
などの結果、全身が引き締まりつつ太ももにも隙間ができます。以下の動画や記事を参考に、全身や股関節を整えましょう。
全身を整える方法
全身を整えるためには、以下の動画内容が効果的。もちろん股関節も整うので、朝のタイミングなどに行ってみてください。
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股関節を整える方法
お風呂上りや夜のタイミングに、以下の動画内容で股関節を重点的に整えましょう。この2つを習慣化するだけで、かなり内ももはスッキリします。
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上記の方法などで全身や股関節を整えた後立つと、「踝の真下」に体重が乗ります。

ここに体重を乗せて「立つ」「歩く」などができると、自然な股関節の状態が維持でき、より太ももの隙間は作りやすくなります。後ほど詳しく解説します。
くっつくし気持ち悪い方必見!太ももに隙間を作る方法②:鼠径リンパ節のつまりを改善する

続いては、
鼠径リンパ節(内ももの付け根)のつまりの改善
を行います。鼠径リンパ節のつまりが改善できると、
・内もも付近のむくみが改善する
・脂肪が蓄積しづらくなる
ということが起こるんですね。内ももにも隙間ができやすいので、ぜひ鼠径部の循環を改善しましょう。以下の動画を実践してみてください。
くっつくし気持ち悪い方必見!太ももに隙間を作る方法③:ダイエットで脂肪を落とす

股関節を整えたりむくみ改善と並行して、続いてはダイエットを行って脂肪を減らします。
ダイエットの始め方
ダイエットの基本は、
食べる量よりも、消費する量の方が多い状態にする
ということ。これができると余分な脂肪も減り、より内ももがスッキリしていきます。具体的なダイエット方法は以下の記事で解説しているので、こちらを参考に実践してみてください。
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食事改善とあわせて、適度に運動を行って脂肪を減らすことも重要です。
だらだら散歩する
日頃運動に慣れていない方は、だらだら散歩するだけでも脂肪燃焼に効果的。消費カロリーが増えますし、自律神経が整って基礎代謝も上がる。こういう運動もダイエット時にはおすすめです。
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トランポリンを活用する
自宅で運動したい方は、トランポリンもおすすめ。その場でできますし、全身を引き締めることもできます。大体5,000円ぐらいの安いものでも十分で、僕のスタジオでも愛用しています。
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その場で有酸素運動を行う
YouTubeでその場でできる有酸素運動をご紹介しています。この内容だと股関節の捻じれも改善しつつ、脂肪燃焼ができます。これも効果的なので、よかったら実践してみてください。
くっつくし気持ち悪い方必見!太ももに隙間を作る方法④:トレーニングを行う

本気で太ももの隙間を作りたい方は、さらにトレーニングを行いましょう。筋肉を引き締めて脚やせする方法をご紹介するので、週2~3回の頻度で行ってみてください。
1、両膝を立てて小刻みに脚を締める
1、仰向けになり、両膝を立てる
2、脚を揃えた状態から、軽く膝を開く
3、内側に膝を締め、小刻みに内ももを刺激する
4、50回3セット行う
2、足を浮かせて小刻みに膝を閉じる
1、仰向けになり、両膝を立てる
2、両手を骨盤の下に敷き、脚を揃える
3、軽く膝を開いて内側に締め、小刻みに内ももを刺激する
4、50回3セット行う
3、伸脚して小刻みに脚を締める
1、仰向けになり、骨盤の下に両手を敷く
2、脚を天井方向に伸ばして揃える
3、軽く脚を開いて、小刻みに締めて内ももを刺激する
4、50回3セット行う
4、スプリットスクワット
1、脚を前後に大きく開いて立ち、足は腰幅に開く
2、上半身はまっすぐ立てておく
3、真下にしゃがみ、立ち上がる
4、左右各20回2セット行う
5、ブルガリアンスクワット
1、脚を前後に大きく開いて立ち、後方の足の甲を台に乗せる
2、上半身は軽くお辞儀させ、出っ尻にする
3、真下にしゃがみ、立ち上がる
4、左右各20回2セット行う
こういった5つのトレーニングを実践することで、より太ももが引き締まって隙間ができます。おしりから太もも全体を引き締めるトレーニング方法は、以下の動画でご紹介しています。よかったら参考に実践してみてください。
くっつくし気持ち悪い方必見!太ももに隙間を作る方法⑤:姿勢や動作を自然に直す

根本的に太ももの隙間を作りたい方は、
日頃の姿勢や歩き方を自然な状態に直すことが必須
です。何気ない姿勢や歩き方のまずさが「股関節の捻じれ」や「むくみ」につながっています。ですので、姿勢などを自然な状態に直すことで根本的に太ももの隙間を作ることにつながるんですね。
姿勢や歩き方の改善方法は以下の記事で解説しているので、こちらを参考に改善してみてください。
座り方の改善方法
太ももに隙間を作りたい方は、
・お姉さん座りをやめる
・地面に座るときはあぐらや長座
・内股状態で椅子に座らない
などが重要です。これらが守れていないと、股関節が捻じれてまた内ももの脂肪量が増えます。以下の記事で座り方を解説します。
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立ち方の改善方法
立ち方で重要なのは、
・内股状態で立たない
・足の内側に加重しない
・つま先を正面に向けない
など。軽くつま先は開き、足裏全体で体重を支える。その上で骨で立つような感覚で立てると、自然に内ももも引き締まっていきます。
立ち方や重心を自然な位置に直すと「前ももの張り」「ふくらはぎの張り」「外ももの張り」「肩こり」「腰痛」「体の疲れ」などが改善するんですね。今何をやっても痩せない方は、立ち方を改善することがカラダの悩みを根本改善するポイントになるはず。 この記事では、 ・自然な立ち方&重心位置とは ・自然な...
歩き方の改善方法
内ももを引き締めたい方は、歩き方の改善も必須。重心を引き上げ、その重心を前に運ぶように歩く。身体を整えた上でこの歩き方ができると、より内ももは引き締まっていきます。
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こういった一連の流れができると内ももは変わっていくので、ぜひ参考に実践してみてください。
くっつくし気持ち悪い!太ももに隙間がない原因と隙間を作る5つの方法のまとめ

今回は、くっつくし気持ち悪い!太ももに隙間がない原因と隙間を作る5つの方法などについて解説しました。
・太ももに隙間がないのは、まず脂肪が多い可能性
・その上に、股関節の捻じれやむくみが関係している
・太ももに隙間を作るためには、股関節を整える
・むくみを改善し、太ももの循環などを改善する
・あわせてダイエットやトレーニングを行う
・根本改善のためには、姿勢や歩き方も改善する
・この一連ができると、太ももに隙間ができる
年齢に関係なくいつからでも太ももを細くすることは可能です。少し時間がかかることもありますが、結局は毎日1つ1つの積み重ねです。
今回の内容が、少しでも太ももの隙間がないと悩む方の参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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