結論から言えば、水で増えた体重は適切なことができると最短1日で戻ります。長くても1ヶ月で戻すことは可能です。ただそのためには「水分摂取量を減らす」「発汗量を増やす」「体内の循環を良くする」などが必要です。
この記事では
・水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因
・水で増えた体重を戻す6つの改善方法
などを解説します。
今回の記事の内容
- 水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因
- 水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法①:水分量を減らす
- 水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法②:筋トレを行う
- 水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法③:有酸素運動を行う
- 水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法④:体温を上げて発汗する
- 水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法⑤:ストレッチなどで体内の循環を改善する
- 水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法⑥:自律神経を整える
- 水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善するその他の方法
- 水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因と改善方法のまとめ
水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因

水分の摂りすぎで太る原因を解説しますが、まずおさえておきたいのは以下のこと。
体内の水分量が過剰に多くなる=体重が増える
水分の摂りすぎで体重増加する主な理由は、
体内に溜まる水分量が多いから
です。例えば普段より1リットル多い水を摂取し、トイレの回数は普段と全く同じと仮定します。すると、
・体内に1リットルの水が溜まる
・1リットルの水=1kg
・体重は普段よりも1kg増える
となります。汗や尿などで余分な水分を1日で1リットル出せば、体重は1日で元に戻ります。ですので、基本的には体重が増えた水分量を出せる期間=体重が元に戻る期間となります。
ただ長期間水分の摂りすぎが続くと、話はここまでシンプルにいきません。
水分の摂りすぎて自律神経が乱れる
人の体は、
水分の摂りすぎで自律神経が乱れる
んですね。水分を摂りすぎると、体内で以下の反応が起こります。
・水分を摂りすぎる
・体内で余分な水分を代謝させる
・内臓などが過剰に働く
・交感神経が刺激され自律神経が乱れる
・血管が細くなり循環が悪くなる
・体温が下がり、基礎代謝が下がる
・その結果、脂肪を蓄えやすくなる
1番の問題点は、
体温が下がって基礎代謝が低下すること
です。体温が1度下がると、基礎代謝は約13%低下。2ヶ月で1kg太るぐらい基礎代謝に変化が起こる。実際現場で、1日4リットルの水分量を毎日とってた方がいます。その結果、
・体重は80kgまで増加
・むくみで身体はパンパン
・体脂肪率も40%台まで上がる
など、肥満体型になった例もあります。もし基礎代謝が低下している場合、体重が元に戻るまでの期間は、自律神経が整う必要があるので長くなります。さらに問題なのが、体重変動だけでなく“体調への影響”も大きいこと。
水分の取りすぎ=疲れやすくなる
水分の摂りすぎで起こる症状は、以下の通り。
・動くとすぐに息が切れる
・身体を動かすのが辛い
・身体が硬くて動かしにくい
・ちょっと動くだけで汗が流れる
これも自律神経の乱れの影響で、疲れやすくもなります。こういう状態だと、
・身体を動かすことが億劫になる
・休日などは家でだらだら過ごす
・1日の運動量・活動量が減る
・消費エネルギーが減る
・胃腸の働きが悪くなる
・普段通り、もしくはいつも以上食べてしまう
その結果、太ってしまいます。水分の体重増加以上に、食べ過ぎで体重が増加する。これだとさらに痩せるまでの期間が伸びてしまいます。ではそもそも、1日の水分量はどのくらいが適量なのでしょうか?
1日の水分排出量
運動なしで自然に排出される1日の水分量は、以下の通り。

| 肺 | 400ml |
| 皮膚 | 600ml |
| 小・大便 | 1,100~1,600ml |
| 合計 | 2,100~2,600ml |
運動をする場合は、発汗量にあわせて上積みされます。
1日の水分摂取量
“飲み物以外”で摂取している1日の水分量は、以下の通り。

| 食事 | 800ml |
| 代謝水 | 300ml |
| 合計 | 1,000~1,500ml |
※代謝水=脂肪や糖質などを分解するときに出る水分のこと。
・排出量:2,100~2,600ml
・摂取量:1,000~1,500ml
となります。ですので、
1,500ml前後が1日で取った方がいい水分量の目安
になります。運動している場合は別ですが、1日2~4リットルは基本的に摂りすぎ。これから体内の水分を減らして体重減少する場合、
・1日1リットル前後に抑える
・発汗量をできるだけ増やす
などの取り組みが必要になります。この発汗量分だけ、体重が減ると思ってもらえればOKです。
では水分の取りすぎで太った場合、具体的にどうすれば体重をもとに戻せるのでしょうか?
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法①:水分量を減らす

まず最初に行ってほしいのは、
1日の水分量を減らすこと
です。先ほどもお伝えしましたが、1日1リットル前後に減らします。おそらくこれだけ体重は落ちます。そして水分量を1リットルに控えた中で、以下の方法などで発汗量を増やしましょう。
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法②:筋トレを行う

発汗量を増やす目的で行う筋トレは、以下の方法がおすすめです。
1、バーピージャンプ
1、脚を肩幅に開く
2、真下にしゃがみ込む
3、両脚を後方に引き、腕立て伏せの状態になる
4、両脚を前に戻す
5、その場でジャンプし、両手を頭上で叩く
6、これをできるだけ長い時間繰り返す
2、プランクラン
1、腕立て伏せの状態になる
2、膝を胸に交互に引き寄せる
3、その場でランニングするように足踏みする
4、これを汗をかくまで行う
3、オーバーヘッドサイドランジ
1、脚を肩幅に開く
2、真横に1歩踏み出してしゃがむ
3、このとき、両腕を頭上に上げる
4、腕を下げながら、元の状態に戻る
5、反対側へ同じ動きを繰り返す
6、これを汗をかくまで繰り返す
4、オーバーヘッドバックランジ
1、脚を肩幅に開く
2、真後ろに1歩踏み出してしゃがむ
3、このとき、両腕を頭上に上げる
4、腕を下げながら、元の状態に戻る
5、反対脚を踏み出し、同じ動きを繰り返す
6、これを汗をかくまで繰り返す
どれか1つだけ実践してもいいですし、全てやってもらってもOKです。室温を上げて行うのもおすすめ。もしロングバージョンをしたい方は、以下の動画も参考に実践してみてください。
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法③:有酸素運動を行う

続いては、有酸素運動で汗をかく方法などをご紹介します。有酸素運動をする際は、以下のようなサウナスーツを着て発汗量を増やすのも効果的ですね。
だらだら散歩をする
自律神経のバランスが乱れている方におすすめなのが、だらだら散歩。全身をリラックスし、心地よく一定のリズムで歩く。さらに身体をぶらぶら揺らす。こういうウォーキングをすると、基礎代謝が上がって余分な水分も排出できます。以下の記事で詳しく解説しています。
だらだら散歩をする。一見効果のなさそうな方法ですが、「ダイエット」「柔軟性向上」「メンタルの安定」「むくみ改善」などいろんな効果が期待できるんですね。 この記事では、 ・だらだら散歩の効果 ・だらだら散歩の実践方法 ・だらだら散歩の実践時間やタイミング などを解説します。 ダ...
ランニングをする
日頃ランニングをされる方は、サウナスーツを着て走るのが効果的。発汗量が増え、余分な水分が出る。その結果、体重ももとに戻せます。以下の記事で走り方などを解説しています。
神戸・御影(住吉)東灘区にあるパーソナルトレーニングジム「IZURU」。シェイプアップ・ダイエット・筋トレ・スポーツ選手のパフォーマンスアップ・痛み改善や健康・メンタルの不調の改善など、身心の悩みを根本改善。無料体験も随時受付中。
自宅で有酸素運動を行う
自宅で汗をかきたい方は、その場でできる有酸素運動がおすすめ。YouTubeで紹介しているので、よかったら実践してみてください。
サーキットトレーニングを行う
体を引き締めつつ汗をかきたい方は、サーキットトレーニングが効果的。現場で実践した方は大幅なダイエットに成功し、身体もかなり引き締まりました。以下の動画や記事を参考に実践してみてください。
サーキットトレーニングは、適切に行うと効果があって効率的な方法です。実際に現場で3ヶ月実践して「-6kg」「-12cmお腹痩せ」「-10cm太もも痩せ」などの成果も出ています。 この記事では、 ・サーキットトレーニングとは ・サーキットトレーニングの効果 ・サーキットトレーニン...
トランポリンを活用する
個人的におすすめなのは、トランポリン。楽しみながらいろんな方向へ身体を動かすと意外ときつい。汗もかけるし、脂肪燃焼もできる。以下の記事で紹介しているので、参考にご覧ください。
トランポリンは体に悪いし効果なしと言われますが、そんなことはありません。使い方次第で「脚やせ」「お腹痩せ」などの効果が期待できる万能アイテムです。 この記事では、 ・トランポリンの効果やデメリット ・トランポリンで脚やせ・お腹痩せする4つの方法 ・トランポリンを使うときの注意点 などを...
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法④:体温を上げて発汗する

続いては、体温を上げて水分量を減らす方法をご紹介します。
半身浴・お風呂に浸かる
毎日入るお風呂の時間を少し長くするのも1つの方法。半身浴でもOKですし、高めの温度に設定した浴槽に長めに浸かる。発汗量が増え、体重も落ちやすくなります。以下のような生姜を浴槽に入れるのもおすすめですね。
岩盤浴やサウナを利用する
岩盤浴やサウナが好きな方は、長時間入るのも効果的です。入浴施設だとサウナとお風呂を交互に入れるので、うまく活用するのもありですね。
ホットヨガを利用をする
ホットヨガも効果的。大量の汗をかきつつ、循環の改善もできる。特に女性は、身体の変化がわかりやすいのが特徴ですね。大手だと以下の3ヶ所が全国的にあっておすすめです。
・LAVA:全国主に駅近にあって男女通いやすい
・ロイブ:女性専用で、かなり清潔感のあるスタジオ
・カルド:無料体験あり。料金が安い
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法⑤:ストレッチなどで体内の循環を改善する

続いては、リンパ液の循環を促して尿として水分を排出する方法をご紹介します。身体を動かすと、余分な水分が出ていく体内での変化は以下の通り。
・気持ちよく身体を動かす
・筋肉がポンプのように動く
・リンパ液の循環が改善する
・鎖骨下リンパ節からリンパ液が静脈に合流
・リンパ液と血液が混ざり、血液濃度が薄まる
・血液が薄まると、脳から指令が出て尿意をもよおす
・おしっこが出て、余分な水分を体外へ出す
この反応を利用して、体内に溜まっている余分な水分が出ていきます。
全身のリンパ節を刺激する
まず行ってほしいのは、全身のリンパ節を刺激する方法。寝ながら行うと、終わった後に尿意をもよおしやすくなります。むくんでだるい方には、特におすすめですね。
ふくらはぎのポンプ作用を活用する
自分の手を動かすのが面倒な方は、ふくらはぎの筋肉をポンプのように動かすことも効果的。足首を心地よく動かすことで、リンパ液の循環が改善。この方法の後も、トイレが近くなります。以下の動画を、お風呂上りなどに実践してみてください。
座って足首を動かす
上記では仰向けの方法をお伝えしましたが、デスクワーク中に足首を動かすのもおすすめ。脚やせにも効果的。以下の記事で紹介してます。
デスクワーク中の座り方が崩れると、身体のたるみが増してしまう。逆に崩れた座り方を直すと、身体を引き締められる可能性があります。さらにちょっとしたエクササイズを行うことで、「脚やせ」「お腹痩せ」などもできます。 この記事では、 ・オフィスで実践してほしい座り方を習得する4ステップ ・デスクワ...
体をぶらぶら揺らす
体をぶらぶら揺らす方法も、全身の循環を改善できます。この方法は以下の動画や記事で紹介してるので、興味ある方は実践してみてください。
自分で筋肉や身体をぶらぶら揺らす。一見効果がない方法に見えますが、実は「脂肪燃焼」「シェイプアップ」「筋肉が緩む」「自律神経を整える」など、かなりいろんな効果が期待できます。 この記事では、 ・体や筋肉を揺らす効果 ・手足ぶらぶら体操で痩せる3つの方法 などを解説します。 体や...
全身の体操を行う
そしてもう1つおすすめなのが、全身の体操を行うこと。これもかなりむくみが改善し、余分な水分を出すことができます。身体も引き締まるので、ぜひ参考に実践してみてください。
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法⑥:自律神経を整える

自律神経が乱れて体重が増加している方の場合、整えることが重要です。以下の動画や記事で改善方法をご紹介してるので、ぜひ参考に実践してみてください。
自律神経のバランスが乱れると「イライラする」「恐怖心が増す」「がんになる」「基礎代謝が下がる」「痛みが増す」など、さまざまな症状が出ます。健康を維持する上でも、自律神経のバランスを整えることは非常に重要なんですね。 この記事では、 ・自律神経とは? ・自律神経のバランスが乱れる原因 ・自...
ここまでの流れなどで体内の水分量を減らせると、体重は元に戻っていきますからね。
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善するその他の方法

その他の方法は、以下の通り。
塩分を控える
余分な塩分を控えるもの1つの方法。体内の塩分濃度が濃くなると、それを薄めようと水分が集まってむくみます。
さらに塩分の摂りすぎは喉が渇きますよね。その渇きを潤そうと、また水分を飲んでしまう。これで体重増加する方が現場でもいるので、できるだけ塩分は控えるようにしましょう。
炭水化物を控える
炭水化物を摂りすぎの方は、1~2日程度炭水化物をカットする生活もあり。糖分には水の分子が2つくっついており、糖質を制限すると入ってくる水分も減る。糖質をエネルギーとして使えば、より体内の水分は減ります。これは即効性があるのでおすすめ。
生姜を意識的に食べる
もう1つは生姜を食べる方法。生姜の生の状態に多く含まれる辛味成分である「ジンゲロール」が血行を促進し、発汗を促します。体内の熱を逃がす効果などもあり、余分な水分を出すには生姜もおすすめ。
水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因と改善方法のまとめ

今回は、水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因と改善方法を解説しました。
・余分な水分を取りすぎると体重が増える
・水が多いだけの場合と、脂肪がついた場合がある
・原因によって、やるべきことが変わる
・1日の適切な水分量は約1.5リットル
・水分をとりすぎた場合、発汗+循環改善を行う
・早ければ数日で体重は戻る
水分の問題は、冷静に「何で1日2~4リットル摂るといいんだろう?」と考えることが重要かもしれません。
もし水分をとりすぎても数日で元の状態に戻せるので、上記を参考に発汗しましょう。今回の内容が、少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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